想田和弘監督のコラム。
◆「OSファシズム」のうっかりインストールを防ぐために
想田和弘の「観察する日々」 | マガジン9
2016-07-24_22h18_34
 安倍政権はこの国のオペレーティング・システム(OS)を「デモクラシー」から「ファシズム」にガラリと変えようとしている。これがいったん成功してしまったら終わりだ。アンインストールは容易にできないし、「経済政策」だの「福祉政策」だのといった野党が提案する「魅力的なアプリ」は、OSとの互換性を失い起動しなくなってしまう。野党が「魅力的なアプリ」をプレゼンするのはいいけれど、その間に土台となるOSを変えられてしまったら元も子もないのである。

 「OSファシズム」のインストーラーは、言うまでもなく「自民党憲法改正草案」(改憲草案)である。それがなぜ全体主義をインストールすることになるのかについては、本欄でも繰り返し述べてきたし、本屋に行けばたくさん本が出ているので読んで欲しい。ここでは、それが個人の基本的人権や言論の自由を制限し、「国民のための国家」よりも「国家のための国民」を目指すものだと指摘するにとどめたい。要はこの国の基本形を180度変えようという提案なのである。

 だが、安倍首相らは、改憲草案は時代に合わせたシステムの単なるアップグレードであり、国の基本は変わらないと虚偽の主張をしている。安倍氏が得意とする、非常に危険な詐欺師の論法だ。

 そしてこの論法は、残念ながら多くの主権者に、ついうっかりと受け入れられてしまいかねない。日本の主権者は、小さな文字で書かれた説明書をよく読まず、「へええ、70年以上一度もされてなかったアップグレードか、そりゃ必要でしょ」と気軽にインストールを容認しかねない。

 そう、僕は危惧しているのである。 
野党がすべきことは「反安倍政治」を引っ込めることではあるまい。むしろそれをより前面に出し、選挙のないときも各地でタウンミーティングや説明会などを積極的に開き、「OSファシズム」の危険性こそを周知すべきであろう。

 「反安倍」のスローガンで野党がまとまり始めたのは、すでに約1年前である。あらゆるものの陳腐化が加速度的に速まっているこの時代に、市民の間にも「反安倍」に飽き飽きする気持ちが出てくるのもわからないでもない。

 だが、飽きている場合では全くないのである。

◆改憲策略・ナチスの手口で進行中 !!
http://drunkenstein.web.fc2.com/index60111-1.html 
 1933年・ドイツ ナチス・ヒトラー政権下 
 気がついたら いつの間にか 憲法が変わっていた 
 そして 変わった途端 
 わずか数日間のうちに恐 怖 の独裁国家に豹変した 
 というナチスの手口で進行中 

 自民党憲法改正草案 緊急事態宣言は 事実上の独裁宣言である