主催者のF.Peace飯村さんからの報告です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『埼玉県の国会議員(や候補予定者)さんと会ってみよう!話してみよう!』第二弾
与野の下落合コミュニティセンターにて共産党からの参院選立候補予定者、
伊藤岳さんのお話を伺いました。
 
*伊藤さんの自己紹介
実家が神社で、祖母の「アカ(共産党)にはなるな」という言葉に反しても
『戦争は絶対ダメ』との思いから共産党に入党。
政治家としての原点は、『戦争はだめ』ということ。
今回の選挙では、安倍政治のために『戦争できる国』になってしまったが、
『戦争する国』にはしないために何としても譲れない。
IMG_6079
質疑応答
Q.改憲についての考え?
A.
改憲は必要ないと考えている。なぜなら、憲法の精神を生かせば、理想的な国民の生活が守れるから。

Q.与党の集団的自衛権の行使容認、安全保障関連法の制定について。
 なぜ政府はそこまでするのか?我々の生活への影響は?
A.
軍需産業の販路のためではないか?
行使することにより、アメリカが海外で行う戦争に参加できるようになるわけで、
結果的にテロの標的になる可能性が高くなるだけ。
何かあれば自衛隊で対応できる、とした方が現実的。

Q.経済の立て直しについて
A.
格差の問題がある。特に安倍政権になり、貧困率が高まっている。
その根本的な原因は、いざというときの施設や整備が不十分であること。
安心、安定の雇用環境ではないこと。
→脱却のためには、正社員が当たり前の賃上げ社会、(国の制度としての賃上げ、同一賃金同一労働)、
保育士介護士の賃金のアップなど。

Q.今回の選挙の意味?
A.
党としてだけでなく、他の野党の議席のことも考えて戦うという選挙は初めて。
二重の目標を持って戦う。
成し遂げたいのは、下記であり、加えて、給付制奨学金を実現させたい。
 ①安保法制の廃止
 ②保育士、介護士の賃上げ
 ③同一労働同一賃金引上げ
         
Q.安保法制の廃案という共通の目標を達成した「後」に
 共産党の綱領に改定ある最終的には『共産主義・社会主義』に持っていきたい、ということについて
A.
確かに最終的には社会主義、共産主義であり、その分水嶺は、「生産手段の社会化」であると。
生産手段(生まれた利益)を一部が独占しているのが米式資本主義ですが、
それに対して共産党が理想とするのは、「生まれた利益を多くの人で分かち合う」というものです。
しかし実際はこれを実現した国はない。(ご承知の通り、ソ連も中国も。。。)
それを理想として実現に向けていきたい、というのが、党の考えだとのことです。
質問者からあった、「私有財産制」は保証するし、市場経済もあり、複数政党制も保証。