毎朝のように、5時半になると、カラスの夫婦が私のテントにやって来ます
この夫婦はハシブトガラスで、太い嘴がぐっと曲がってて、頭が大きいデコスケさんたちです
カラスは人間の4歳児くらいの知能がありますが、ハシブトくんはハシボソくんよりちょっと偏差値が高いです
漢字も少しは読めるようで、「止まれ」という標識には、必ず、止まります
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朝食が終わると、電線に止まって夫婦仲良く羽繕いをするのですが、
観察してると、人間と一緒で、世話好きなのは、やっぱり雌の方です
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今日の日曜日はボランティアを休んで、戸倉地区の漁師祭りに行き、
いやというほど、取れたてワカメのしゃぶしゃぶ、ホタテ汁、カキ、ムール貝、ホヤを無料で食べました

写真の男は青森のオヤジSさんです
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港に立つ赤木圭一郎のポーズで写真におさまってもらいました
麦わら帽子がトレードマークで、本人は、青森のイケメンと自称しています
青森といえば、太宰治、寺山修司という私のイメージをぶっ壊したオヤジです
(そういえば、吉幾三も青森だったっけ)
ボランティアをしてると、若い娘っこが我々オヤジをチヤホヤしてくれることもあります
ハッキリいうと、それが嬉しくて来ているようなボランティアオヤジもいたりします
Sさんもその手のバカオヤジだと私は思っていましたが、ほんとは芯と心のある、バカオヤジです
それが分かるまでに私は、およそ4年かかりました
今では、長く連れ添った漫才コンビのような仲になりましたが、
その仲の良さも南三陸町という舞台上だけのこと、
いずれはメアドの交換をすることもなく別れて行くことは、お互いに知っています
こういう出会いもボランティアの楽しみの一つです

今日で一旦テントを畳んで、秋田縦貫鉄道、下北半島先端部の大間原発
(できたら、あさこハウスの見える辺りまで行って)、
あまちゃんで有名になった北三陸鉄道で八戸から岩泉に行き、
そこから北陸遍路道の1番寺から2番寺まで歩き、
そのあと南三陸町に戻る、という3日ほどの旅に出てきます