ムツゴローさんのご意見
「オール浦和の会ニュース2021.10.9 第10号」に投稿したものを転載
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衆議院議員の任期満了に伴う総選挙の時期が近づいています。
議院内閣制の下では議会の多数派が内閣を組成しますので、選挙での投票は誰に権力をゆだねるかを決める行為ということになります。

権力をゆだねるときにまず考えなければならないことは、ゆだねる相手が何をしてくれるのかという観点も大事ですが、その人が信用できる人間であるかどうかを見極めることもそれに劣らず大事なことであると私は思っています。

常習的に嘘をつく人間を信用できますか?
嘘つきをトップに選び、その嘘を糺さず、それを許すどころか必死で庇う人々を信用しますか?
私は信用しません。
今回の選挙は嘘つきを庇い続けている人々を権力の座から排除することが何より優先されなければなりません。
そうしないとどうなるか。
「嘘をついても責任を追及されないのだ」という考え方が社会に蔓延し、無法がまかり通ることになります。
そういう社会を後世に残す権利は、私たちにはありません。

その次に考えなければならないことは、憲法を守らない(守ろうとしないどころか権力者にとって都合のいいものに変えてしまおうとする)人々に権力をゆだねることについてです。

憲法は主権者である国民が権力をゆだねる相手に対して、これは必ず守ってくださいと要求するルールです。
譬えが適切でないかもしれませんが、権力者が守るべき就業規則のようなものです。
就業規則を守らない従業員を雇い続け、給料を払い続ける雇用主はいないと思いますが、私たちは高額の歳費を払って規則を守らない権力者に権力をゆだね続けています。
おかしなことだと思いませんか。

最後に政治とお金のことについて考えてみたいと思います。
お金はモノやサービスと交換したり、その価値の大きさを測ったり、富を貯蔵したりするための道具ですが、経済学ではあまり教えられていない大きな働きがあります。それは人や社会を支配する働きです。モノやサービスが商品としてお金と交換される社会では、お金がないと生きていけないし、お金さえあれば大抵の欲求は叶えられますので、お金は大きな力を持ちます。
つまりお金の力で何でもできてしまうのです。

お金持ちは、お金の力で世の中のルールを自分たちの都合のいいように変えることもできるし、自分たちに有利な政策を実施させることもできます。
これは現実に起きていることであると同時に、ある意味社会の常識であるともいえます。

それではお金のない人はどうしたらいいのか。
幸いなことに選挙権はお金のある人もない人も平等に1票ずつ与えられています。
お金の力に対抗できるのは、国民一人一人に平等に与えられている選挙権を行使することしかないのです。


多くの人々は、「投票したって何も変わらないよ。」と言います。
しかし、これは間違った思い込みです。
真実は「投票に行かなければ何も変わらない」です。
今回の選挙の結果は、どれだけ多くの人がこの真実に気づくかにかかっています。