さいたま市近郊の有機農家の方たちが
「さいたま有機都市計画」という魅力的な活動をスタート!
なんと素敵な。
2020-11-03_23h43_26

こばと農園のFacebookにお知らせがでていました。
◆こばと農園 さいたま・こどもやさい | Facebook
https://is.gd/rptIiy

さいたま有機都市計画のインスタグラム
◆@saitama_yukitoshikeikaku
https://www.instagram.com/saitama_yukitoshikeikaku/

マルシェにも参加した若い農業者の記事
◆さいたまで有機米を収穫 埼玉大学のOBと学生の有機農業への第一歩
- 浦和経済新聞
https://urawa.keizai.biz/headline/670/


 さっそく駆けつけるコトショク(子どもたちのために食の安全を考える会・埼玉)の面々。

報告:くじらさん
昨夜来の雨も上がって暖かくなった文化の日、見沼田んぼで開催された地元有機農家によるイベント「畑でマルシェとお弁当」に行ってきました。
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残念ながらお弁当は売り切れでしたが、生産者直売・輸送費0円のため、とれたて・新鮮・安全な有機野菜を財布に優しいお値段でたくさん買うことができました。
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販売は11時からだったのですが、11時半ごろに行くともうたくさんのお客さん。
それも、子連れの若い人が目立ちます。
大人が買い物をしている間、幼稚園から上ぐらいの子たちは畑のあぜ道でバッタを取ったり水たまりのアメンボウを追いかけたり。自然の中で伸び伸びと遊んでいます。
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自然とリーダーになってみんなを引っ張っている子もいるようです。
今どきの子はゲーム漬けかと思いきや、自然の中に放たれればバッタやザリガニを追って飽きることを知らないようです。

一方、売り場では里芋・小松菜・長ネギ・サツマイモなどのほかに無農薬のお米やジャム・トマトソースなどの手作り加工品が所狭しと並び、いずれも30代前後と思われる生産者の方たちが野菜の食べ方や旬の時期などについて、ニコニコしながらお客さんと話しています。
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奥の方にはDJブースも設置されてCDではなくレコード盤が回り、懐かしのボブ・マーリーの歌が流れています。" No woman no cry~~"
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さて、今回のイベントを企画したのは、さいたま市近郊の5軒の若手有機農家から成る「さいたま有機都市計画」というグルーブです。
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頂いたチラシによれば、結成の動機は「育てた野菜を食べてくれる人がいるんだという実感と、食べている野菜を育てている人がいるんだという実感を、作り手と食べての両サイドからふくらませて、そこで重なっていければいいな」とみんなで意気投合したことにあるとか。
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交通手段が発達し北海道・沖縄どころか地球の反対側の野菜や果物まで売られているグローバル化の時代ですが、そういう時代だからこそ、「だれが作ったか」&「食べた人はどう思ったのか」、つまり作る人と食べる人の「顔が見える食べもの」こそが、本当の意味での「贅沢な食べ物」なのではないか、と私は思った次第です。

さて、忙しい合間をぬって、というかスキを狙って、同会の代表、こばと農園の田島友里子さんとお話ししてきました。
田島さんは30代前半の小柄な女性で、5歳と1歳のお子さんがいるそうです。
元々-農家の出身でない田島さんですが、農業こそ私のやりたい仕事!と思い、いったん就いた教職をやめて北海道の農場や埼玉の農業大学校に学び、たまたまお連れ合いがさいたま市の人だったため見沼に農園を開いたのだそうです。

田島さんによれば、見沼田んぼは川が運んできた栄養分が蓄えられた肥沃な土に恵まれ、肥料を与えなくても作物がよく育ってくれるそうです。
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また、浦和大宮といった人口密集地に隣接しているので新鮮な野菜を直接消費者に届けることもできる、つまり近郊農業にとって最適の地だと思う、と。

だから、グループ名にも、さいたま有機都市計画、と都市の2文字が入っているのかと後になって思いました。
農村と都市というように二つに切り分けるのではなく、都市のそばや中に農業が存在する、そして地産地消が経済の土台となる・・・
そんな社会になったらいいし、さいたま市は見沼田んぼが開発を免れたおかげでそうなれる条件がある、さいたま市ってなんか素敵かも・・・

また、11月7日に浦和コミュニティーセンターで行う種苗法改正に関する映写会「タネは誰のもの」のチラシをお渡ししたところ、田島さん自身も種の自家採取をしているのでこの法案が通ったらどうなるか懸念している、とおっしゃっていました。

最後に、私たちコトショク(子どもたちのために食の安全を考える会・埼玉)では学校給食に有機野菜を取り入れることを実現したいと考えています、と伝えると、これに対し「私もそうできたらいいなと思います。つながっていけるといいですね」と、田島さんは笑顔で答えてくれました。

ところで、田島さんのほかにもイベント会場で幾人かの有機農家さんと話すことができました。
その中の一人、所沢の35歳、江戸時代から続く農家の12代目Tさんは、「うちも自家採取をしているので種苗法のことが心配だ、しかしマスコミがほとんど取り上げないのはどうしてか? それが気になる。」と。
また、「自分は農業を継いで有機でやっているが、近所では後継ぎがなく耕作放棄地が増えている、そのためにも、若い人が就農してくれるよう、できることはやっていきたい。」と力強く言っておられました。

日々私たちを養ってくれている農業、なくてはならない大切な仕事。
それをとりまく環境には種苗法・高齢化など色々厳しいものがありますが、一方で、今日出会えた若手農業者たちの、なんとカッコよく清々しく頼もしかったことか!!
未来への希望を見出した秋の一日でした。

報告:まりもさん
見沼たんぼのマルシェ、行ってきました。
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家族参加の人が多く、子どもたちが周りで遊ぶ姿が素敵でした。
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私が今日買ったものです。
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マルシェでいただいたチラシです。
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代表の田島友里子さんは優しい感じの方でした。
SNSに詳しくて、彼女の力というか、静かな覚悟もあるのでしょうね。
若い人たちが動くのは素晴らしいと思いました。

報告:枯れ木さん
枯れ木も行ってきました。
大盛況で、ビニールハウスのマルシェは満員でした。

瓢箪のような野菜はバタージャムパンプキンと言います。
今年の夏、山形で畑に実っているものを見たもので、思わず買いました。
スープにすると美味しいそうです。
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生産者の方々は皆さん若くて熱心さが伝わってきました。
2人めのお子さんをおんぶしていた若い生産者の方に、失礼を顧みず 
「生計は立てられますか」と聞きました。
「2人の子供を育てています」と答えてくれました。
有機農業の大きな可能性を感じました。
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報告:番外編
すっかり終わった後に到着😅 見沼って広いんですね❗
いつも出遅れるガタコより


東京新聞に記事が載りました。