報告:埼玉リレーカフェ事務局

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第42回埼玉リレーカフェが65名の参加で無事終了しました。

動画とデータは→ http://blog.livedoor.jp/ura_sta/archives/39729550.html

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今回は、医師の本田宏さんのお話をたっぷり伺い、全体での質疑の時間をとりました。
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日本に根強く残る官尊民卑の考えや、
まだまだ本当の民主主義や三権分立が確立されていない現実がよくわかりました。

明治維新が若者たちの熱い思いでなされたというのは建前で、アヘンマネーを使って大英帝国が薩長を支援し、江戸幕府を倒したこと。
薩長がテロにより民主主義者、立憲主義者たちを次々殺してしまったこと。
明治政府の中枢は薩長が支配し、政商と政府は癒着し、クレプトクラシー(収奪・盗賊政治)がルーツにあること。
明治政府は三権分立の英仏でなく、君権万能主義のプロシャ輸入憲法を採用したこと。
満州建国、韓国併合などの侵略史観のルーツは吉田松陰。などなど

学校で近現代史をちゃんと教わらなかったという思いが私にもありましたが、ちゃんと教えてほしくない国家の事情というのもあったわけですね。
国民は、お上を信じて言う通りにしていればいいわけではないのです。

たくさんの資料を、ユーモアも挟んで伝えてくださいました。
90分聴いてもまだまだ聴き足りない気持ちになりましたが、気になることを自分で追求していかないと、とも思いました。
利権渦巻く政界の構造に悲観的にもなりますが、諦めないことが大事との思いを新たにしました。

上田の「赤松小三郎顕彰会」の方からいただいた、紙芝居も並べました。
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休憩の時間には、これまでのリレーカフェのチラシ一覧を見る方もいました。
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講演を始めるきっかけとなった日本の医療制度の危機についても発言され続けています。
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本田先生は午前は別の場所で講演され駆け付けてくださいました。
引っ張りだこですが、知名度では「山根会長」に全然かなわないとのこと
「3名以上集まれば、どこでもお話しに行きます」とのことです。
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お帰りの時、近くにいた方たちと記念撮影。


◆当日寄せられたアンケートの一部をご紹介します。

・大変興味深い話。わかりやすく集中して伺えた。山口県と明治からの政治が深い関りがあることが理解できた。

・日本の近代は朝鮮の植民地化と切り離せないと思う。福澤諭吉も朝鮮支配を唱え、今でいうヘイト発言もしていた。朝鮮侵略でみると、吉田松陰も福沢諭吉も変わらない、という観点も必要じゃないかと思った。現在まで続く朝鮮べし、差別のルーツとして。無血開城の背景、武州一揆など農民たちのはんらんで政情不安になる危惧もあったと聞くが…。

・「難しい話を易しく」というのが、一番難しいことだと思う。明治維新以来の「権力」の在り方が、今も私たちの生活にしっかり影響を与えているのだということがよく分かった。

・桃太郎の話は、周囲の人に話していけると思う。

・初めて参加させてもらったが、出席者が多いことに驚いた。歴史は苦手だが、わかりやすくユーモアたっぷりで楽しく聞けた。現在の種々の問題も突然発生したわけでなく、歴史を見る目、現実を見る目を養わなくてはいけないと痛感した。

・知識不足で講演内容が消化不良になった。ひとつだけ、「明治維新」は薩長のクーデターだったとおいう見方は間違いないようだとわかった。

・ユーモアたっぷりの話だった。だから、現政府が明治維新好きなんだなぁと納得。「政府と大企業のお金のために、国民は無視しても平気」というのは許さない!

・今までの記憶がガラッとひっくり返されて、でも、あー現実はそうかもと思いながら聞いた。仕事柄、外国人に江戸から明治へのごたごたを簡単に説明するのに「日本は内戦があった」としか言えなくて自分で驚いた。要すれば「内戦」なのですが、そういうイメージを持っていなかったので。この「お花畑のような歴史に対するイメージ」はいつどうやって作られてしまったか?学校やメディアからの影響だと思う。とても気付きにくく、怖くなった。

・以前より明治維新には関心を持っていたが今日の話は盛沢山だった。何かにつけ「憎き長州」と思ってしまう昨今だ。以前キューバへ行ったが、キューバの医療制度が日本とあまりにも違うのでびっくりした。医療費無料、全国どこにでもファミリードクターがいて、ボリクリニコという診療所もたくさんあり、医療体制が整っていること、世界中の貧しい国から医学生を受け入れる医大があること、医師の意識が違うこと…などなど。キューバという国もいろいろあると思いますがいいなあと思って帰国したことを思い出した。今後日本はどうなっていくのか、なんとも言えない気持ちだ。当面オリンピック、そしてオリンピック後は…。

・歴史は様々な角度から見える。それはどちらも間違っていない。ただ、主流として世間で知られているのは勝者側の歴史が多いこと、物事の一面しか語られえないことをいつも心に留めておきたい。結局は、どう判断するか、を自らが問われているのだと改めて理解した。


◆次回のリレーカフェ
2/22(土) 発達の凸凹について考える学習~子どもの自立をどう考える?~
浦和コミュニティセンター10階 第14集会室
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