日本の河川行政はダム優先で本当に必要な堤防強化がおざなりになっています。
ダムは作った時点から堆砂が進んでゆき古いダムほどすぐに満水になります。
大雨で満水になると、越流し管理施設が壊れると危険なので、緊急放流ですでに大量の水が流れる下流の水量を増やしてしまうのです。


昨年の肱川水害、ダムの緊急放流で河川が氾濫し大被害を出しました。

今回も。ダムは大雨で満水になると治水機能を失ってしまいます。


国交省がすすめるスーパー堤防はものすごく単価が高く、土地収用もままならず、計画が完成するのは100年以上先で、全く防災に役に立ちません。



参院議員の嘉田由紀子さんが滋賀県知事が流域の人たちの安全を守るために危険な地域を指定する「流域治水条例」を作っています。
全国でこれを作るべきだと思います。