【参院選2019】今回から導入された比例代表特定枠とは? - 産経ニュース
https://www.sankei.com/politics/news/190708/plt1907080011-n1.html 

◆政党名でも、候補者名でも政党数でカウントされ比例配分で当選人数が決まる。
 候補者の名前を書けばその名前が多い順に決まる。
基本的には全国で政党ごとに得票を争い、票数に比例して50の議席が配分される制度だが、有権者は投票の際、政党名を書いてもいいし、政党ごとに作成する候補者名簿の中から、個人名を選んで書いてもいい。

 例えば、Y党という政党があったとすると、「Y党」と書いた票も、Y党の名簿に載っている候補者名を書いた票も、両方ともY党に投じられた票となり、議席が割り振られる。

 この場合、Y党の名簿に載っている候補者のうち有権者が個人名を書いた票が多い順に当選していく。つまり、政党同士が議席を争うと同時に、各党内でも候補者が競争することで、民意をより反映させていこうという仕組みなのだ。
2019-07-15_21h08_16

◆自民の都合で出来た特定枠は変則的で使わなくてもよい

 今回の参院選から実施される「特定枠」は、政党が候補者名簿の中に特定の枠をつくり、その枠に入っている候補者だけは、党内の競争の枠外にして、優先的に当選させる仕組み。非拘束名簿式に、廃止されたはずの拘束名簿式を一部交ぜたような制度で、昨年7月に成立した改正公職選挙法で導入が決まっていた。