海外のひきこもり事情を知り、日本の課題を考えていく材料に


8050問題 - Wikipedia 
引きこもりの若者が存在していたがこれが長期化すれば親も高齢となり、収入に関してや介護に関してなどの問題が発生するようになる。これは80代の親と50代の子の親子関係での問題であることから「8050問題」と呼ばれるようになった。

◆日本だけではなかった、世界で問題になる「ひきこもり」
NewSphere https://newsphere.jp/national/20190308-3/ 
 これまで「ひきこもり」は日本特有のものとされ、特定の文化に関連した症状とされてきた。しかし、いまや国境を越えた問題となっている。BBCによれば、韓国では2005年に思春期にある3万3000人がひきこもりとされ、香港では、2014年の調査で、「ひきこもり」にあたる若者は人口の1.9%だった。
 朝鮮日報によれば、韓国では、15~29歳の無職の若者で、「ただ家にいる」と答えた若者は、2018年には29万人にも上り、無職の若者の19.5%を占めている。
 アメリカの「ひきこもり」を研究するアラン・テオ氏は、アメリカでは学校にも行かず、仕事もなく、訓練も受けていない、いわゆるニートが「ひきこもり」となっており、多くの場合、若い男性だという。ちなみに、ピュー研究所の2015年の研究では、アメリカのニート人口は1000万人とされているが、「ひきこもり」の数は把握されていない(NYMAG)。さらに、インドやスペインでも「ひきこもり」に当てはまる人々は確認されている。海外では多くの場合、データの収集が始まったばかりであるため、今見つかっているケースも氷山の一角かもしれないということだ。

◆日本とフランスの「ひきこもり」比較 ニコラ・タジャン https://www.wochikochi.jp/relayessay/2012/04/hikikomori.php

「現代日本における若者の大きな問題は何か。」これは2009年8月に私が初めて来日したときに抱いた疑問です。コンピュータやインターネット、テレビゲーム、携帯電話といった新しいテクノロジーに関連する問題があるにちがいない、という直感が私にはありました。しかし、精神科医や哲学者から、アスペルガー症候群(高機能自閉症)や発達障害が増加したことや「ひきこもり」(斉藤環 1998)の話を聞くとは思っていませんでした。

◆海外世界中で「ひきこもり」が急増してることが判明! http://blog.livedoor.jp/zzcj/archives/51973956.html

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・これはラテンアメリカ(中米・南米)でも起きてる問題だよ。
実際自分も5年程ひきこもりをやってるからね。
この問題への対処は本当に大変だと思う。

・自分もラテンアメリカで暮らしてるけど10年間ひきこもりをやってたよ。
これは私の国でも非常によくある問題の一つだ。
でも結局は外に出て他人と会話とかしないと何も変わらないんだよね。
私はヨーロッパや他の先進国よりもラテンアメリカの方がひきこもりが沢山いると思ってる。
N郎♪さん:金と時間があれば引きこもりたい。制作活動したい。(引きこもりと違う)

◆世界でも注目を浴びる日本のひきこもり。
その実態を浮彫りにしたドキュメンタリー映画「ひきこもり - 沈黙の声を聴く - 」

(2015年7月14日) - エキサイトニュース
https://www.excite.co.jp/news/article/Karapaia_52196229/
日本国内で100万人の人(その大半が男性)が自室に引きこもり、外に出てこない。専門家は今、次世代の若者が同じ運命で苦しむことにないよう問題の解決に取り組んでいる。引きこもりは家庭を引き裂くだけでなく、国家経済をも脅かす懸念があるのだ。



専門家のお話
その原因や治療方法はほとんど理解されていないが、加藤氏は次代の若者たちの引きこもりを止めようと決意を固めている。同氏は九州大学で問題の解明に当たるチームを率いている。加藤氏によれば、ほとんどの研究は心理的な側面を掘り下げるものだが、引きこもりは単なる精神疾患ではないのだそうだ。この問題には社会的、生物学的な側面も関連しており、多角的な診断を行う必要がある。

 引きこもりから立ち直るまでの道のりは長い。その期間が長ければ長いほど、復帰がむずかしくなる。加藤氏が診る23歳の患者は、セラピーを受け始めて1年になる。押し付けがましい母親と学校でいい成績をとらなければというプレッシャーが原因で引きこもるようになった、と彼は話す。すべてに蓋をして、何も考えず、何も感じないでいたかったらしい。
加藤氏によれば、家族との関わりが変化しない限り、引きこもりが治ることはないという。つまり、家族全員がカウンセリングに参加する必要がある。その最初の一歩は、コミュニケーションと信頼の再構築だ。

◆推定200万人!高齢化するひきこもり なんとかしないと日本は滅ぶ!?
- NEWS | 太田出版ケトルニュース
http://www.ohtabooks.com/qjkettle/news/2018/08/17071034.html
ひきこもりというと、個人や家庭の問題と思われがちだが、近い将来、高い確率で社会に大きな影響を与えることになりそうだ。与野党間の政策論争の題材になりにくいテーマではあるが、まずは国民に情報を与えることで、問題意識を高めたいところ。何しろ2030年までは、もう12年しかない。

2030年とは=団塊世代の蓄財が無くなる時期。
先日の事件は、これから日本で起こりうる高齢化した親と引きこもりの事象のひとつ。
音楽の力で解決に寄与したい。