報告:枯れ木さん

本日スタンディングだと思い込み、朝からプラカードつくりに励み
パトラの首輪にアベ政治許さないのタグを取り付け、1時50分頃家を出発しました。
現地に着くと、だれもいらっしゃらなく、アレーと思いながら寂しく家に帰りました。
誰もいらっしゃらなはずです、今日は9日でした。
7日までは記憶がはっきりしていたのですが、何もない日があると、記憶が飛びます。
7日を覚えていたというのは、7日に映画の前売り券を買っていて、間違えず映画を見てきたからです。
その映画は「主戦場」です。

映画『主戦場』公式サイト http://www.shusenjo.jp/
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監督のミキ・デザキ氏は日系アメリカ人2世で、36歳と言う若さです。
2007年から日本で英語教育補助員として5年間教鞭をとり、その後
仏教を学ぶ為、タイで修行、2015年再来日し、上智大大学院でグローバルスタディーズ科
の修士課程を取得し、同時並行で、「主戦場」の制作を手掛け、今回公開。
当然、戦争を知らない世代で、米国に育ち、思想的に日本の左にも右にも傾いていない
公平な目での見かたが出来る人物だと思う。

「主戦場」は日米韓のいろんな立場の人にインタビューを試み、対立する主張に反証を
加えながら「慰安婦問題」とは何かを明らかにしようとするドキュメントです。

あっちゃ側の登場人物は、安倍晋三、桜井よしこ、杉田水脈、藤岡信勝、加瀬英明、山本優美子など。
コッチャ側は、中野晃一、植村隆、俵義文、小林節など。
韓国、米国の登場人物はどのような立場の人かも判りません。

教科書を創る会、日本会議の重鎮らしいですが、彼らは他人の本は読まないらしく自らの主張だけを専らする人達らしいです。一様に知性が感じられません。
又、日本会議の重鎮さんは浦和界隈でウロツクあっちゃ側の人とまるで瓜二つで大笑いしてしまいました。
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この類の対立では、あっちゃ側は、権力と利害が一致するため容易に権力と結びつき、且つ団体を作り、構成員を支配し、敵対相手に強大な圧力で迫る。片やコッチャ側は学者、弁護士、人権活動家で個で闘い、組織力もなく金もない。たよりは、健全なマスコミと世論しかない。
だからこそ政治が正当な判断を下すべきなのですが、政治があっちゃ側なので如何ともしがたい。

「慰安婦問題」は1991年元慰安婦から日本政府への提訴で始まる。
 1991年    韓国元慰安婦からの提訴
 1993年    河野談話 (国家の関与を認め謝罪、国債的に理解される)
 1995年    村山談話
 1996年    中学校教科書全てに慰安婦の記述が掲載
 1997年    日本会議発足
          安倍晋三初当選
 1999年    新しい歴史教科書を創る会発足
 2005年    中学校の教科書から慰安婦の記述が消える
 2012年    第一次安倍政権誕生
      (慰安婦連行は国家が関与せず、河野、村山談話をひっくり返す)
上の年譜を見ると、日本会議が安倍晋三を国会議員に担ぎ、歴史修正主義が始まったようです。
日本会議の野望は20年あまりで周到な計画の元、着々と実現されている。
安倍晋三の政治家としてのルーツは日本会議にあり、慰安婦問題に端を発している関係で
絶対に譲歩しないと思う。
現政権が続く限り、歴史修正主義、国家主義的な流れは加速し、国際的にも日本の評価が落ち続ける。
なんとしてもこの政権は早く終わってほしいと強く思う。
 
「主戦場」は慰安婦問題のドキュメンタリーではあるが、日本の歴史修正主義政権批判と、
戦前の軍国主義への回帰に警鐘を鳴らしている。

10日のスタンディング、天気よければ、パトラ同伴で参加します。

◆慰安婦問題検証映画『主戦場』で極右論客たちが衝撃のトンデモ発言!
 櫻井よしこ、杉田水脈、テキサス親父、加瀬英明…

LITERA/リテラ
https://lite-ra.com/2019/04/post-4682.html 


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