報告:スーパーポテ子さん

★口頭弁論
saitama
1.国と東電は、津波が来ることを予見した「長期評価」を「決定論(必ず起きると想定して対策を行う)」ではなく、「確率論(可能性の高い順から行い、低い方は行わなくてもよい)」において取り扱った。そのため、津波対策を怠った。

2.土壌汚染について調査した結果、避難の継続は当然。

この2点について弁護士さんが意見陳述を行い、30分ほどで終了。

★報告集会
・2月、福島第一原発を見学した方の話
「本当にバカみたいな話です!要するに、なんでこんなに低い場所にディーゼルエンジンを置いたのかということです。一緒に回ってくれた、地元出身の東電の社員に「なんで?」ときいたら、「そうですよね」という答え!
「わざわざ高台を削って谷のような場所にして原発を作ったことを、実際に裁判官に自分の眼で見てもらいたい!」

・弁護士さん
「津波が高く来るか低く来るかの研究や議論の前に、「必ず来る」ことを前提に対処すべきだった。防潮堤を作るより初めから高い場所に電源を置く方が、お金も労力もかからないはずだ」

・福島のいろいろな場所で線量を測ってきた方
「こんなところに帰れるわけがない」と断言。
「2017年10月、フクイチで亡くなった作業員の遺族が、東電と雇用元と元受け会社を相手に裁判を起こしたが、どこのマスコミも取り上げない。過労死の問題だけでなく、派遣、元受けなどの労働問題にもかかわるので、長くかかるかもしれない。ブログ上でもこの裁判について追いかける」

◆福島第一原発過労死訴訟・原告側代理人の意見書と、厚労省ガイドライン・質問主意書https://plaza.rakuten.co.jp/haruhasi/diary/201904080000/


・弁護士さん
「裁判官に現地検証を求めているが、行くとなると人を集めたり日程を組んだり、裁判所としても面倒なようで、まだ返事がない。しかし絶対やらないというのではなく、まず証人尋問を行い、終局に入ったらやるかもしれないという雰囲気ではある。
あちこちで判決が出始め、埼玉でも「そろそろ」という気があるのではないか」

いよいよ裁判も新たな局面を迎えます。
引き続き皆さんのお力を貸してほしいとのことです。
今回は天気が悪かったこともあり、今までより参加者が少なかったようです。
国と東電、裁判官に圧力をかけるためにも、ぜひ傍聴にいらしてください。

次回は7月17日水曜日 10時30分 (いつもと時間が違います)
次々回は10月9日水曜日 14時