コメント欄でムツゴローさんがお知らせくださいました。
官庁統計に対する国民の信頼が揺らいでいますが、
2月4日衆議院予算委員会における立憲民主党小川淳也議員の質問は必見です。
論旨明快、迫力もあり、とても分かりやすい。
衆議院インターネット中継からも見ることができます。
◆インターネット中継はこちらから
(配信方法の選択やFlashplayerのインストールなどの条件があります)
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=48621&media_type= 

2019-02-08_08h52_20

◆田中龍作ジャーナル | 【アベノミクス偽装】 「統計」は安倍政権の成長戦略だった
http://tanakaryusaku.jp/2019/02/00019606 


 「第2次安倍政権になって凄まじい勢いで統計手法が変えられていった」。小川議員は政府統計を司る総務省の出身だ。「アベノミクス偽装」のため行政がどう歪められていったか、全体像をよく知っている。
 偽装の本丸はGDPだった。自民党総裁に再選された2015年9月、安倍首相は「アベノミクス新三本の矢」として「GDP600兆円」の達成をぶちあげた。マスコミはもて囃した。

 小川議員は、いくつもの段階でGDPがかさ上げされていった とした上で、具体例を次々と挙げた。

 日雇い労働者が統計から除外された。賃金の安い日雇い労働者を計算に入れなければ、その分、賃金が高めに出るのは必定である。

 驚いたことに根本匠厚労大臣は「事実です」とあっさり認めた。

 インターネット通販が好調であれば、それを消費者物価指数に組み入れた。こうして都合のいい物ばかりを集めた数字に3を掛けたのである。

 この年(2016年)の12月には首相腹心の山本幸三・行政改革担当大臣が臨時議員として経済財政諮問会議に乗り込み「政治主導で各省を動かし統計委員会を強く後押ししなければならない」と檄を飛ばした。事務方は身もすくむ思いだったに違いない。

 こうして官僚たちは国の根幹である統計の改竄に手を染めていった。


リテラが記事にしています。
◆統計不正は安倍政権ぐるみの偽装だった証拠が!
「統計改革」をぶち上げ、安倍首相の掲げた目標に合わせ…
LITERA/リテラ
https://lite-ra.com/2019/02/post-4531.html 

小川議員は、第二次安倍政権下で「統計委員会における統計手法の変更件数が増えている」と指摘した。アベノミクスの成果が数字に出ない、ならば統計のやり方を変えればいい──GDPや2018年の賃金伸び率をはじめとして、そうした“意図的”で実態を反映しないアベノミクス偽装が着々とおこなわれてきたことは、もはや間違いない。