報告:びえほさん
今日の主な話題は二つ。

まずはうれしい方から行きましょう。Good News からです。

3時半頃だったでしょうか。寅さんが若い(というか、むしろ「幼い感じ」といった方が適切かも)女性を連れてきました。僕はてっきり高校生かと思ったのですが、あとで年を聞いたら20歳だとのことでした。

寅さん曰く。「九条」って何か知らないというので教えてあげてください」
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驚きませんでした。「キュウジョウ」と聞いても何のことかわからず、それゆえ特別な思いも湧かない、という人が特に若い世代の中にかなり多い(「増えている」のかどうかはさておき)ことはこの間の経験から気づいていました。僕らが当たり前の知識だと思っていることが実はそうではないことに私たちはもっと敏感になる必要がありますね。

それはそれとして。話を本筋に戻すと。

トラさんは彼女を残して一人で自分の持ち場に帰ってしまいました。しょうがない。こうなったらやるっきゃないですね。でもどこから始めればいいんだろう。
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ちょっと迷った末、「憲法論」から始めることにしました。こんなソモソモ論から始めようと思ったのは、彼女の表情を見てのことでした。これまであまり関心のなかった問題について、50歳以上も年が離れた年寄りから講釈を受けるのに、「心ここにあらず」「気もそぞろ」といった感じがまったくせず、僕の言葉に集中してくれているのがよく分かりました。

あらためてふりかえってみると、寅さんがこれまで連れてきた子どもたちや若者は皆そうでした。不思議ですね。何か寅さんに催眠術でもかけられているかのよう。にこにこしながら僕の話を聞こうとするのです。

ということで、立憲主義の話からはじまり、第二次世界大戦での敗北と新憲法の成立、日本国憲法の三大原則の一つである平和主義の話をしました。

そしてアベ政権が3年前に憲法違反の安保法制を成立させたこと、そして今、海外派兵を合憲化するために憲法九条を変えようとしていることを説明しました。

少々長い「講義」になったのですが、彼女は視線をはずすことなくじっと話を聞いてくれました。ああ、この素直さは何なんだろう。これまで巣鴨と大宮で会った子どもたちや若い人たちはみんなとても素直でした。

「僕がしゃべりすぎてちょっと退屈だったでしょう」と聞くと、「今まで関心がなかったけれど面白かったです」と優しい言葉が返ってきました。

第二部のくやしい話、バッドニュースはチラシの話です。

数週間前、巣鴨行動の後、大宮で配布するチラシをもらってくるのを忘れてしまいました。大宮行動で配るものがまったくない。しょうがない、ということで急いで自前のチラシを作成し、コンビニで一枚10円で50部コピーしました。
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その時ちょっと心配したのが50部で足りるかどうか、ということ。いつも大宮では2、30部といったところでしたが、今回の自作ビラには少々自信があったのです。一面の半分近くは、アベとアソーのドアップの写真がどーんと。僕の目には、このアベの顔には彼の内面がさらけだされているように思えました。ただしアソーの方はいつもよりはまともでしたが。

さて、蓋を開けてみたら、(想像していたのように)競ってチラシを受け取ろうとするどころかほぼ完全黙殺。1月7日に配ることができたチラシはわずか13部でした。

これまでの経験では、圧倒的多数の人が完全に無視して通り過ぎる中、時に、差し出されたチラシの一面に視線をやる人もいるのですが、そうした人たちはたいてい最後の瞬間に受け取ってくれる。ところが今回はその経験則がまったく成り立ちません。視線をチラシの表面に走らせても、受け取ってくれない人がほとんどでした。ということで最初の1時間(2時から3時)に受け取ってもらえたのはわずか5部。

そこで、まあ遊びがてらやってみました。これまで配布してきた野木チラシ、清水チラシを外側に出してアベとアソーには引っ込んでもらったのです。さてこれでどういう結果がでるか。

結果は3時40分から4時までの20分間に8部でした(しかも時間は60分対20分。惨敗でした。

以上の経験を踏まえ、発想を切り替えて、そして気を取り直して、やり直ししてみます。タイトルを見て「あ、読んでみたい」と思わせるにはどうしたらいいか。少なくともアベとアソーでは売れないことは分かりました。
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あと補足です。

終了間際、rera さんがお友だちを連れて顔を出してくれました。感謝。
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