25日付 #東京新聞 #朝刊 #勤労統計 の不正について 著書「 #アベノミクスによろしく 」の #明石順平 弁護士「実質GDPの伸び悩み、アベノミクスにとって一番の泣き所。最もごまかしたいのが賃金だった。そんな時に勤労統計の算出方法が変わり、政権の狙い通りに賃金が伸びた形になった」#こちら特報部 pic.twitter.com/191AIlF50u
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) 2019年1月25日
厚生労働省はウソの数字の発表を止めなさい
- モノシリンの3分でまとめるモノシリ話
http://blog.monoshirin.com/entry/2019/01/25/122456
ここで賃金の推移を見てみよう。特にアベノミクス以降(2013年度~)に注目。ご覧のとおり,アベノミクス以降,名目賃金(青線)はほとんど横ばい。これを物価上昇(赤線)が大きく上回る(原因は消費税増税と円安)。したがって,実質賃金(物価を考慮した賃金。緑線)は大きく落ち込んだままである。アベノミクス前の水準に遠く及ばない。つまり,アベノミクスの一番の泣き所が賃金。これを今までどおり遡及改訂で下げられたらたまったもんじゃない(この経済財政諮問会議の時点で,2018年1月からサンプルの入替・ベンチマーク更新があることは予定されていたと思われる)。だから,暗に「遡及改訂するな」と圧をかけた,と解釈するのは穿った見方だろうか。なお,麻生さんがオリジナルでこんなことを思いつくわけないので,実際は財務官僚の入れ知恵であり,そこに麻生さんが乗っかったのだろう賃金が伸びないと財務省も困るからね。消費税増税できなくなるかもしれないから。「賃金が伸びた!」って言えれば増税しやすいでしょ。で,厚労省はその圧に答えて,遡及改訂を止めた。さらに,今までと異なり,新算出方法の方が旧算出方法を大幅に上回る形になった。加えて,こっそり「3倍補正」もした。サンプル入替+ベンチマーク更新+3倍補正,このトリプルコンボで思いっきり賃金を伸ばしたのである。こっそり3倍補正は明白にアウトだが,他の2つも実に怪しい。で,これをそのまま前年と比較し「賃金21年5か月ぶりの上昇」という大ウソをこいた。わざとである。もう一度言う。わざとである。こうすれば「アベノミクス成功!」って言いやすいし,「賃金伸びたから消費税増税しても平気だよね!」って言いやすくなる。で,その後もウソの数字をずーっと公表しっぱなし。
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