報告:るーさん

溢れる思いだけを抱え、辺野古へ向かう。
年末年始で抗議活動もお休み。ゲート前も静かだった。

浜へおりると、静かな海に、土砂をいれる作業だけが、『粛々と』続けられているのが見える。
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寄せては返す波の音。
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海が、浜が、砂が、空が哭いている。
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声をあげることが出来ない生き物たちの声。
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賛成でなくても、それを言葉にすることが出来ない人たちの苦しさや哀しみも聞こえてきた…
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そこにつけこんで、こうやっていつの間にか既成事実を作ろうとしているんだな。

そのやり方に腹が立つ。

フェンスの向こう側からは、威嚇するようにカメラがそびえ立っていた。
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2年前から有ったのかな?記憶に無い…
そして、フェンスを綺麗に飾っていたたくさんの抗議の旗やリボンは排除されていた。

何も出来ない自分もまた腹立たしく思う。

悲しくて泪が止まらない。
静かな海に、絶え間なく行き来するダンプカーの音だけ。
ダンプカーを運転する女性が軽く会釈をしてくれる。
彼女は何を思っているのだろうか…

辺野古の浜で貝を拾いながら、様々な想いが去来する年の暮れ。
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無力な自分だが、それでも意思は示したい。
私は辺野古を埋め立てて新しい基地を作ろうとする政府のやり方に断固反対します。