報告*11/3(土)第28回埼玉リレーカフェ「民主主義のつくりかた」 2018年11月03日 リレーカフェ事務局よりおかげ様で無事終了しました。スピーカーのお二人を含めて、参加者33名でした。千葉、調布などからいらした方もあり、初参加の方は8名だったと思います。嬉しいことです。スピーカーのお二人は、20分という時間の中でわかりやすく整理して話してくださいました。詳しくは、コメントでどうぞ!※次回のリレーカフェ12/9(日) 18:30~20:30浦和コミセン13集会室 参加費300円 「レポート」カテゴリの最新記事 < 前の記事次の記事 > コメント コメント一覧 (4) 1. ユナ 2018年11月04日 20:39 スピーカのお二人は時間ぴったりにお話を終えられました。さすがです。 私が興味深かったのは、国民は投票で独裁者であるピノチェト大統領を拒否したけど、その差は際どかったことです。大統領支持が4割強、拒否が5割強。笑えません。しかも次の政権は同じ経済政策をとったから、格差はさらに開いた。今やチリはショッピングセンターだらけ。国民がクレジットカードで買い物していたら、ささいなこと、為替の変動くらいでも自己破産しちゃうかもしれません。 セネガルはまったく知らない国ですが、そこに住む人には関心をかきたてられました。無党派の若者たちがラップで憲法改正を企てた大統領を批判し、選挙人登録をよびかけたそうです。みな心底怒っていたのですね。中学しか卒業していない若者が政治や歴史を理解しているそうです。日本の学生は学校で得た知識を人に語りかけるために使えるか? 最後の方の発言には同意します。「日本には民主主義はない」。家族内で社会のこと、政治のことを話せないなら、他人を説得するのは難しい。対立してもよいのです。その場にいた方は彼の発言を聞いてどう思ったのか、興味深いです。 2. 森まりも 2018年11月05日 11:10 お二人の話を聴いて、印象に残ったことを少しあげてみます。違っていたら教えてください。 <井田さんのお話を聴いて> ★2011年、当時のワッド大統領は85歳。三選は憲法で禁止されているのに、憲法を改正して三選を画策する。しかも息子を新設の副大統領にすえようとして。 ★「ヤナマール」という言葉は、「もううんざり、たくさんだ」という意味だとか。 「停電、貧乏、汚職、もううんざりだ」だけでなく「選挙行かないで文句つける奴もうんざりだ」と、若いジャーナリストやミュージシャンがラップに乗せてメッセージを発信。非暴力・無党派の抵抗運動は、買収工作にもなびかなかったと。知りませんでした。 ★それでも独裁は繰り返される・・・。どうしてなのかと井田さんも言われてました。 ★市民をして声をあげて行動することを正当化する価値観が必要なのですね。 日本はどうなのか…。少しずつ前進しているとも思うし、まだ道は遠いとも思います。 3. 森まりも 2018年11月05日 11:25 <高橋さんのお話を聴いて> ★「アルピジェーラ」という手芸作品を初めて知りました。弾圧された社会の中で、女性たちが持ち寄った布で、訴えや希望をパッチワークの絵にしていく。機会があればじっくりみてみたいです。 ★1988年、「NO」の運動が広がったとき、街にはいろんなセンスの明るい「NO」のポスターやプラカードがあふれたと。夜間禁止令が出ると屋内でダンスパーティが始まる国民性。 「チリよ、喜びはもうすぐやってくる」というプラス思考のスローガンにも、ハッとしました。 テレビでの選挙活動も、それもたった15分だけ認められた時間だったけど、プラス思考で活用したと。 ★それでも、歴史に終わりはない。大団円はない。 ひとつの問題がなんとか解決すれば、また次の問題が出てくる。 井田さんのお話との共通点も多く、また続きを聞いてみたいと思いました。 ★お二人と繋げてくださった世話人のみなさん(特に寅さん)、ありがとうございました。 4. ユナ 2018年11月05日 17:26 まりもさんの?について、私なりに考えてみました。 セネガルの大統領はなぜ独裁化するのか? やはり税金のお裾分けをしてほしいから、彼を崇める人が多いんじゃないでしょうか? あとは教育レベル。女性は小学校までしかいかない人が多い?と井田さんが言っていたような。 日本ですら、議員を「先生」とよび、上座にすえます。 セネガルでは自分は偉人になったと感じる政治家は多いのではないでしょうか?そこに選挙システムが拍車をかける。登録をしないと、投票できない。だからセネガルでは投票したことがない人、特に女性はたくさんいると思います。投票って何?選挙って何?という人もいるかもしれません。 そもそも民主主義がセネガルの体質にあうかも疑問です。日本に民主主義はない、という人がいたくらい、日本にもなじんではいないのでは? 意見の対立を恐れて、自分の意見をひっこめていたら、それは民主主義を放棄していると、民主主義の本場の欧米人なら考えると思います。 だから私は日本人になじむ民主主義ってどんなものか関心があります。 民主主義が人類最上のシステムでもないかもしれません。ただ今の経済大国が経済支援と引き換えに支援先に採用しろとせまっているに過ぎません。 国連が途上国の再建のため、支援にはいるときは国連が雇ったコンサルタントが支援先の国の憲法の原稿を書いたりしています。 コメントフォーム 名前 コメント 評価する リセット リセット 顔 星 投稿する 情報を記憶
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コメント一覧 (4)
私が興味深かったのは、国民は投票で独裁者であるピノチェト大統領を拒否したけど、その差は際どかったことです。大統領支持が4割強、拒否が5割強。笑えません。しかも次の政権は同じ経済政策をとったから、格差はさらに開いた。今やチリはショッピングセンターだらけ。国民がクレジットカードで買い物していたら、ささいなこと、為替の変動くらいでも自己破産しちゃうかもしれません。
セネガルはまったく知らない国ですが、そこに住む人には関心をかきたてられました。無党派の若者たちがラップで憲法改正を企てた大統領を批判し、選挙人登録をよびかけたそうです。みな心底怒っていたのですね。中学しか卒業していない若者が政治や歴史を理解しているそうです。日本の学生は学校で得た知識を人に語りかけるために使えるか?
最後の方の発言には同意します。「日本には民主主義はない」。家族内で社会のこと、政治のことを話せないなら、他人を説得するのは難しい。対立してもよいのです。その場にいた方は彼の発言を聞いてどう思ったのか、興味深いです。
<井田さんのお話を聴いて>
★2011年、当時のワッド大統領は85歳。三選は憲法で禁止されているのに、憲法を改正して三選を画策する。しかも息子を新設の副大統領にすえようとして。
★「ヤナマール」という言葉は、「もううんざり、たくさんだ」という意味だとか。
「停電、貧乏、汚職、もううんざりだ」だけでなく「選挙行かないで文句つける奴もうんざりだ」と、若いジャーナリストやミュージシャンがラップに乗せてメッセージを発信。非暴力・無党派の抵抗運動は、買収工作にもなびかなかったと。知りませんでした。
★それでも独裁は繰り返される・・・。どうしてなのかと井田さんも言われてました。
★市民をして声をあげて行動することを正当化する価値観が必要なのですね。
日本はどうなのか…。少しずつ前進しているとも思うし、まだ道は遠いとも思います。
★「アルピジェーラ」という手芸作品を初めて知りました。弾圧された社会の中で、女性たちが持ち寄った布で、訴えや希望をパッチワークの絵にしていく。機会があればじっくりみてみたいです。
★1988年、「NO」の運動が広がったとき、街にはいろんなセンスの明るい「NO」のポスターやプラカードがあふれたと。夜間禁止令が出ると屋内でダンスパーティが始まる国民性。
「チリよ、喜びはもうすぐやってくる」というプラス思考のスローガンにも、ハッとしました。
テレビでの選挙活動も、それもたった15分だけ認められた時間だったけど、プラス思考で活用したと。
★それでも、歴史に終わりはない。大団円はない。
ひとつの問題がなんとか解決すれば、また次の問題が出てくる。
井田さんのお話との共通点も多く、また続きを聞いてみたいと思いました。
★お二人と繋げてくださった世話人のみなさん(特に寅さん)、ありがとうございました。
セネガルの大統領はなぜ独裁化するのか?
やはり税金のお裾分けをしてほしいから、彼を崇める人が多いんじゃないでしょうか?
あとは教育レベル。女性は小学校までしかいかない人が多い?と井田さんが言っていたような。
日本ですら、議員を「先生」とよび、上座にすえます。
セネガルでは自分は偉人になったと感じる政治家は多いのではないでしょうか?そこに選挙システムが拍車をかける。登録をしないと、投票できない。だからセネガルでは投票したことがない人、特に女性はたくさんいると思います。投票って何?選挙って何?という人もいるかもしれません。
そもそも民主主義がセネガルの体質にあうかも疑問です。日本に民主主義はない、という人がいたくらい、日本にもなじんではいないのでは?
意見の対立を恐れて、自分の意見をひっこめていたら、それは民主主義を放棄していると、民主主義の本場の欧米人なら考えると思います。
だから私は日本人になじむ民主主義ってどんなものか関心があります。
民主主義が人類最上のシステムでもないかもしれません。ただ今の経済大国が経済支援と引き換えに支援先に採用しろとせまっているに過ぎません。
国連が途上国の再建のため、支援にはいるときは国連が雇ったコンサルタントが支援先の国の憲法の原稿を書いたりしています。