私たちの常識がひっくり返る未来がすぐそこに。
よりよい社会にするために、世の中の仕組みがどう変わってゆくのか知りたいです。
経済を学びましょう。

マネー・ワールド~資本主義の未来~ 
第1集 お金が消える!?

初回  2018年10月6日(土) 午後9時00分
再放送 2018年10月11日(木) 午前1時45分

NHKスペシャル | マネー・ワールド ~資本主義の未来~第1集お金が消える!? https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20181006
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爆笑問題とともに、最前線の「マネーの秘密」に迫る経済エンターテインメント・シリーズ第3弾。
初回は、世界中から現金が消えていくキャッシュレス化の“深層”に切り込む。
ポイントカードやモバイル決済、仮想通貨やブロックチェーンの拡大・・・。

いま私たちの暮らしから、どんどん現金が姿を消している。
スウェーデンでは、街中からATMが撤去され、現金流通量の割合は1%台にまで激減。
中国では、のべ13億人がスマホ決済を利用、ヨーロッパでも高額紙幣の廃止が進むなど、キャッシュレスへの動きが加速。
その理由は単に「便利だから」だけではなく、現在の貨幣の“限界”も指摘されている。

一方、国家に代わって、世界中のユーザー自らが信用を支える「仮想通貨」や、お金という概念そのものを見直し“時間”の交換に着目した「時間通貨」など、史上類を見ない“ネクスト・マネー”も次々と生まれ始めた。

人類誕生後、貝殻、硬貨、紙幣へと進化を続け、世界経済の血流を生み出してきた「現金」は、このまま消えてしまうのか?
そして未来のお金の姿とは?

◆マネー・ワールド~資本主義の未来~ 
第2集 仕事がなくなる!?

初回  2018年10月7日(日) 午後9時00分

NHKスペシャル | マネー・ワールド ~資本主義の未来~第2集仕事がなくなる!? http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20181007

第2回はAIやロボットが私たちの懐具合に与える衝撃。
AIやロボットが、これまで人間が行っていた仕事を担うようになり、私たちは富を生み出せなくなる、当然収入も減る…。そんな時代が、もう目の前に迫っている。
ラスベガスでは、カジノホテルの従業員たちがAI・ロボットに仕事を奪われることを危惧し、大規模なデモを展開。
アメリカでは、ホテルなどのサービス業や農業、金融業といった様々な分野にAIやロボットが進出し、人間の雇用に置き換わっている。
中国もまたAIやロボットによる自動化を積極的に進め、無人スーパーや無人宅配便などが続々と誕生している。
その激しいうねりは、日本にも押し寄せている。

大手銀行が昨年発表した大規模なAI導入と従業員削減のニュースは、日本中の金融関係者に衝撃を与え、多くの人が転職の道を探り始めた。
AIやロボットが幅を利かせる近い未来、私たち人間はどのようにして生きていけばよいのか? 知恵を振り絞って考える。

ゲスト: 孫正義(ソフトバンクグループ社長) 新井紀子(国立情報学研究所教授)

◆マネー・ワールド ~資本主義の未来~
第3集借金が帳消しに!?~経済の毒か、薬か~(仮) 


NHKスペシャル | マネー・ワールド 
~資本主義の未来~第3集借金が帳消しに!?~経済の毒か、薬か~(仮)
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20181014 

初回  2018年10月14日(日) 午後9時00分

第3回は借金が帳消しにされる、そんなにわかには信じがたい話がいま世界各地で起きている、というお話。

韓国では、100万円以下の借金を10年以上借り続ける人々を対象に全額を帳消しにする「徳政令」を実施した。背景にあるのは深刻な多重債務者の問題。
特に若者は失業率が過去最高となり、そうした人材を借金から解放して「市場に戻す」ことを目的としている。

また、アメリカでは市民団体が「借金を帳消しに!(StrikeDebt!)」という運動を展開。学生ローンや医療ローンを帳消しにした。

経済学の世界では「借金」とは、事業を始め拡大させるためになくてはならない、いわば経済成長の“原動力”とされてきた。
ところが、現在は世界中の至る所で、経済の成長よりも借金が膨らむスピードが早過ぎて、むしろ経済活動の「足かせ」となっているため、救済には「帳消し」しかないと、経済学の権威が口々に語り始めている。

なぜ、それほどまでに借金が膨らんでいるのか?
実は、現在の借金膨張の起源が16世紀のヨーロッパにあった。新大陸が発見され、奴隷貿易が始まると、「借金」に「利子」が公に認められ「貸し手」と「借り手」の上下関係が生まれ、やがて利子は「暴力的」に高くなった。さらに、その16世紀ヨーロッパの経済状況と,現在の経済状況には、ある類似点があることが分かってきた。

「借りた金を返すのは当たり前」。
今回の番組を見ればそんな常識さえ覆すほど、資本主義の見方が大きく変わるかもしれない。