報告:びえほさん

それは、短い休憩を終えてベンチから立ち上がり、再びプラカードの前に立ってチラシ配布を再開した直後のことでした。

スラリとした背の高い若者が、「チラシください」と言いながら寄ってきました。
「著名もしてくれる?」と尋ねると「うん」と頷いてくれました。
「え? どうして?」と思わず聞いてしまいましたよ。
「がんばっているから。がんばっているの見ているから」
「……いくつなの?」
「高校2年」

灰色の雲を貫いて天から光が差し込んだような気がした、と言っても大げさじゃなかった。
ふだんは声を上げないけれど、われわれの行動を見ていてくれる若者がいる。
2年半、この場所に立ち続けてきたのは無駄じゃなかったんですよ。

今日のトップニュースでした。

以下、その他のニュースです。

今日はひさしぶりにrera さんが応援に来てくれました。
ちょっと体調を崩していたとのことです。
あとは浦和スタンディングの寅さんがいつものシール投票、それに憂国さんが30分ほどスタンディングしてくれました。
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寅さんのシール投票は不思議です。
「ちょいちょいちょちょい」とやると、ほんと、魚が寄ってくるように通行人が近づいてくるんですね。不思議です。でも今日のお魚たちは老いも若きもアベの方にシールを貼ったそうです。これも不思議です。ほんとに。
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その寅さんと憂国さん、キャスタースーツケースを引っ張っていたご婦人とずいぶん長い間楽しそうに話していました。これについては寅さんがコメントしてくれることでしょう。そのご婦人は私の方でも署名をしてくれました。その時の会話。

「毎週ここに立ってます」
「あ、そう? 初めて見た」
ま、こういうことも時にはあります。

あと、エホバの証人の皆さんとはずいぶん親しくなりました。
今日も、とても品のいいご婦人が「おひさしぶりです」と近づいてきました。
「ずっとお見かけしなかったけど」
「いえ、毎週来ています。ただ時間帯を夏時間に変えたので、それでお会いできなかったのではないかと」
「こうした活動をずっとやっていらっしゃるのは強い信念がないと。どうしたんだろう、と話していたんですよ」

その後、しばらく、信仰についておしゃべりしました。
「私は何かを『無条件に信じる』ということができないんですよ。だから私を勧誘しても絶対に無駄です」
こう申し上げたのですが、「ちょっと読んでみてください」と何点か印刷物をいただきました。

エホバの証人の皆さんとはこれからも言葉を交わすことがあるでしょうが、一度アベ改憲についてどう考えるか聞いてみたいと思います。おそらくは、「政治には関与しません」という答えが返ってくるのでしょうが。

本日の成果は署名2筆、配布できたチラシは rera さんが16部、私が11部でした。