るーさんは「しるしる憲法」というグループで日常的に憲法の精神を広めてゆく活動をしています。
そのメンバーの何人かは「Feel9」というグループでも面白いイベントを企画しています。
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◆9/9(日) 山寺香さん×前川喜平さん×鳥居さんのトークイベント
【invisible people?~目を凝らせばそこにいる~】

http://blog.livedoor.jp/ura_sta/archives/33565844.html

るーさんをはじめ視野が広くて、ユーモアがあって、不正に対して黙っていられない女性たち。
首都圏にバラバラに住む偶然集まった方たちだそうです。
そんなしなやかで行動的な彼女たちのことを前川さんがコラムに書いています。

◆(わたし 第二章)新しい仲間と:7 憲法を考える女性たち 前川喜平
朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/DA3S13663156.html
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  憲法を考える市民グループ「Feel9(フィールナイン)」を知ったのは、去年の8月だ。メンバーの福田有美子さんから、11月に開くワイン会で「カウラ事件」を題材に話をしてほしいと依頼状をいただいた。カウラ事件? 「その事件知らないんですけどいいんですか」と尋ねると、自分も知らないから大丈夫とのこと。「ほんとに大丈夫?」と思いながらも、出席を承諾した。
 カウラ事件というのは、太平洋戦争中オーストラリアのカウラというところにあった収容所から数多くの日本軍捕虜が脱走を図った事件だ。「生きて虜囚の辱めを受けず」の戦陣訓の言葉に従い、死を覚悟で脱走し、多くの死者を出した。

 ワイン会は11月26日。会場は東大駒場キャンパス内にあるレストラン「ルヴェ・ソン・ヴェール橄欖(かんらん)」だった。こんな立派なレストランができているとは全く知らなかった。ん? ここは昔コンパで安酒を飲んで暴れた「同窓会館」じゃないか? いやはや変われば変わるものだ。

 ワインは多くがオーストラリア産。メンバーでソムリエの小林結さんが説明した。スピーチまでには、かなりいい気分になっていたので、どんな話をしたのかとんと覚えていない。おそらく戦時中に戦陣訓や教育勅語によって国が人々の心を操ったこと、そのようなことが日本国憲法の下では許されないこと、しかし今そういう内心の操作をしようとする政治の力が強まっていることなどを話したのではないかと思う。

 Feel9のメンバーの多くが「しるしる憲法」というグループにも入っている。事前の打ち合わせで会った時、元気な女性たちが数人いてかなりいじられたが、憲法を一人でも多くの人たちに知ってもらおうと活動していることは分かった。

 ワイン会の帰り際に、オオカミの絵があるカードを持たされ、写真を撮られた。「しるしる憲法」の女性たちの名刺には、寝ているオオカミの絵と「NO WAR」の文字がかいてある。オオカミは絵本作家の降矢ななさんにかきおろしてもらったトレードマークという。どうやら私も仲間に入れてもらったらしい。