報告:スーパーポテ子さん

平和のための埼玉の戦争展、29日に行ってきました。
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いつもはパネルを見て説明を聞いて終わりですが、今回は行きたいトークイベントに合わせて出かけました。

★お目当ては「夏子の酒」の漫画家尾瀬あきらさんと、
第五福竜丸展示館学芸員の市田真理さんとの対談「平和と文化と少しのお酒」

成田三里塚闘争を描いた「ぼくの村のはなし」について、今の沖縄につながると話された尾瀬さんは、平和と憲法を大切されている方です。

戦争を直接知らない世代の市田さんが提唱した「わたしの語りつぎ部(べ)宣言」は、
「忘れないこと、学ぶこと、自分で考えること、伝えること」…
まさにこの戦争展の目的ではないですか!

★次はグループ「おせっ会」の朗読劇「もしも魔法が使えたら」
今日子さんが出演すると聞いては見ないわけにはいきません!
戦災孤児たちが戦中、戦後のつらい思い出を書いた本からの朗読でしたが、涙が出てきて仕方ありませんでした。
今日子さんの語りも素晴らしかったです。
朗読劇はケンちゃんとカナブンさんもお手伝いしてました。

★そしてもう一つのお目当てが
現役医師雪田慎二さんの「戦争と医学 今なぜ731部隊か」
ハルピンの、731部隊の施設跡地に建てられた「侵華日軍七三一部隊罪証陳列館」を訪れた報告もありました。
「気分が悪くなったら出て行っていただいていいです」と雪田さんが注意されたくらい残虐な人体実験の数々。
近年になっていろいろな証拠や証言によって知られてきましたが、その中心人物たちが戦後罪に問われないどころか地位や名誉や財産を得て、今も日本の医学界に影響力を持っている(反省すべき731部隊の話はタブーになっている)ということが、改めてよくわかりました。

雪田さんのお話より
オウム真理教ややまゆり園事件、看護師による点滴殺人、「生産性」をうたう政治家などにつながるものがあると思う。

日本は東アジアへの反省と謝罪がなく、アメリカばかり見て戦争のできる国づくりが進んでいる。民主主義の壊れた軍事優先の国は、戦争や愛国心を利用して名誉、地位、利益を得ようとする「悪魔」を生み出すことになる。

多くの日本人はこの犯罪に直接の責任はないが、戦前、戦中の負の遺産を日本人全体で引き継ぐ義務がある。歴史を学び続け、未来に責任を負うことが、倫理的であると言える。