報告:ケンちゃん

「オウム6人死刑執行。
 来年元号が変わるから平成の事件は平成のうちに片をつけるだって!
 オリンピックでマイナスイメージを持たれないように、
 オウムも原発も無かったことにだって!
 人の命のなんと軽いこと!
 国民の命と財産を守るなんて、お前に言われたくない❗️」
今日は「命」を考えながら歩きました。

三陸の海を見て、ちょっと癒されてください。
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《2度あることは3度ある》3日連続のレポートです。

【今日は昨日の終了地点の宿戸から久慈市にある「侍の湯きのこ屋」までの25キロ】
ー本当は17キロで3日間で一番短かったのですが、どういうわけか最長に?

・工事をいたる所でやっています。
復興道路の工事でダンプがひっきりなしに走っています。
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工事現場に看板が立っていました。
元請け・一次下請け・二次下請け・三次下請け、と。
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三次にもなるとピンはねは凄いんだろうな。
いわて自民党の歯の浮くようなポスターが。
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・陸中八木で畑仕事中のおばあちゃんと話しました。
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『まだ防潮堤がなかったので、かなりの波が来た。歩いてるの。ご苦労様。』
ここの防潮堤は高さ7メートル。
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昭和8年の津波も相当ひどかったようで(死者97名)碑が2つありました。
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・いま三陸にあるお墓はキラキラと黒光りして異様な感じを受けます。
流されたり、地震で倒壊して新しく建て直したのでしょう。
新しいだけになお悲しくなります。
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・陸中八木でおばあちゃんに励まされて、次の「中野白滝」(きれいな滝がある)に向かいました。
「ゴリラ岩」がありました。
写真からゴリラに見えますか?
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・そこまではすこぶる快調だったのですが、
滝の入口に「滑落危険のため、全面通行禁止の看板」が…。
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近くで網の修理をやっていたおじさんに『通行禁止になってるんだけど…』と聞くと、おじさんは『一人ぐらいなら通れっと思うけど、橋も流れちゃったし、坂も急だし。
戻るしかねえなあ』との寂しい返事。
『トレイルを造る時に俺も言ったんだけど、無責任だよね。時々、同じようにここまでくる人がいるけど、気の毒だよねえ。』
(これは明らかに国ー環境省の責任。もっと本気になって整備しろ❗️)

戻るか、自己責任で進むか、ここでも2択を。
トラブルが発生した時に必要なのは冷静な判断力と体力。
(これまでの経験で培いました)
戻ることに決めました。
その分、距離が長くなりました。
最大の決め手はおじさんの『天気の良い日はマムシが多いんだよね』の一言。
それを聞いてから草むらを歩けませんよね❗️
結果、暫くおじさんとおしゃべりができて楽しかった。

今日の宿は、3日間よく頑張った褒美を込めて、
温泉付きの「侍の湯きのこ屋」(きのこの会社が経営している)。
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夕食は「しいたけハンバーグ定食」。
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海を見ながら温泉に浸かり、ビールを飲んで「極楽極楽」。

フロントのお姉さんにマムシの話をしたら、『熊の目撃情報もあるんですよね。久慈市にも出たんですよね。今は暑いから熊も休んでいるようですが…』の怖い情報をくれました。
熊避けの鈴を持ってきたので明日は付けて歩こう。
(寅さんは『熊さん、さあ食料ですよ、と教えているようなもんだ』と言うけど…)