報告:寅さん
4月17日、柳澤協二さんの講演会、
「非戦のための、国際政治・国際関係を学ぶ」に行って来ました
質疑応答を含めて2時間の会でした
オールナイトで質疑応答をやっていたいなあ、
と感じさせる、広くて深い講演会でした
と感じさせる、広くて深い講演会でした
だけど、なぜ、
シャッキリのユナさんじゃなくて、
ボケボケの私がレポートを書かなければならないのか、腑に落ちない
ボケボケの私がレポートを書かなければならないのか、腑に落ちない
「これから、生協のカタログで買い物の仕事があるから、寅さん、レポートお願い」、とユナさんは言うのだけど
まあ、レポート書いてみるけど、
どんなレポートになっても知らないよ
会場に着いたのは、開演1時間前でした
柳澤さんの講演なので、私としては、300人規模の会を予想していました
予約もせずに出かけたので、会場に入りきれないことも想定しておりました
会議室は、30人も入れば一杯になりそうな小部屋でした
上品な感じの年配の女性たちが、会の準備をしていました
私は、伝統のあるハイソな会員制の集まりに、場違いにも足を踏み入れた不安を感じました
北京JAC という主催者の名前も、なにやら、ミステリアスでした
最初に、私の口から出たのは、「予約してないんですけど、大丈夫でしょうか?」という言葉でした
柳澤さんが来て、定刻が来て、会が始まりました
主催者も含めて、30人足らずの参加者の数でした
(森まりもさんなら、5ヶ月かけて、300人規模の会にしたろうに)
(森まりもさんなら、5ヶ月かけて、300人規模の会にしたろうに)
ある意味、柳澤さんを囲む、なんとも贅沢な会でした
柳澤さんの挨拶で、
「憲法の問題は、アベやめろ、アベやめろで、アベさんん辞めさせて片付く問題じゃない」という意味あいの言葉には、若干の違和感を感じました
アベがいたんじゃまともな話が出来ない、憲法問題を語るためにも、アベさん辞めてというのが、人類の共通認識だと私は思っていたものですから
さて、本題です
資料は、写真の「非戦のための安全保障論」
「安保法制とは何だったのか?」から
「国を守るとは、憲法の国家像を守ること」までの、15の項目があります
「国を守るとは、憲法の国家像を守ること」までの、15の項目があります
魅力的なテーマが並びます
講師が柳澤さんなら、1ヶ月かけてじっくり聞きたいテーマですが、2時間の駆け足で終わりました
例
「現代の戦争はなぜ起きるか」
◇分断される社会 格差・疎外・他者の排除
他者を否定するナショナリズムと暴力
今日の戦争要因・・経済の暴走と政治の無能
◇戦争は富と名誉と恐怖〈トゥキュディデス〉
トランプのアメリカ第一主義・・富と名誉を独占・武力で恐怖を
*アメリカと一体化して平和・安全になることはない
質疑応答の時間、
真っ先にユナさんが手を挙げました
私も、一つだけ質問しました
以上、これで、
報告ってことでいいですか?ユナさん
ユナさんの報告(コメント欄より)
ユナさんの報告(コメント欄より)
・自分はいろんな政治家と仕事をした。政治家に接していて、すごいと思うのは自分の生き方に自信があったり、他者に対する配慮。しかし森喜朗以降の政治家はだめ。自分が年をとったかもしれないけれど。
・日米合同の演習は国会の承認が不要。米国が日本の防衛大臣に要請し、大臣が承認したら、訓練ができてしまう。
・長距離巡行ミサイルは敵の期基地を攻撃するための武器。
・自衛隊内には戦場でどのような救護をするかマニュアルがない。法的にはいつでも海外派遣ができるようになったが、内部の準備が追い付いていない。
・PKOから帰国した自衛隊員の自殺者が30人というデータが出た。もし現地で人を殺していたら、自殺者は60人くらいいっていたのではないか。
・今日の戦争の要因は経済の暴走と政治の無能。
・戦争とは富と名誉を得るためのツール。米国はアメリカファースト(富)とアメリカ グレート アゲイン(名誉)のために、それを実現するためのツールとして戦争をしている。だからアメリカと一体化して、日本が平和、安全になることはない。
・安倍さんは「日本が北挑戦のミサイルを打ちもらせば、アメリカが報復してくれる」と言うが、それはない。アメリカが報復すれば、アメリカ人の死者が出るかもしれない。そんなリスクを冒してまで、アメリカは日本を守らない。
・日米共同会見で首相が言う言葉「日米はともにある」だが、英語では「America stands behind Japan」。直訳すれば「アメリカは日本の後ろに立つ」。言い換えれば、「日本はアメリカの前に立つ」。
・敵対関係を緩和させれば、北朝鮮が核を使う動機はなくなる。つまり北朝鮮の体制を保証すれば、核は使わなくてもよくなる。相手から危ないものを全て取り上げるのは不可能。
・尖閣諸島に中国がやってくるのは、ここは日本の領土ではないとアピールするため。尖閣諸島を問題化したのは政治の失敗。
・自衛官は現在こんな状態に置かれている。武器を使用するのは個人の責任。相手を殺せば殺人罪に問われる。自衛官は捕虜(捕虜には国際法が適用され、丁重に扱わなければならない)にはなれない。人質になるだけ。なぜなら国軍兵士ではないから。
・米国としては日本から徹底したいはず。中国のミサイルが届く範囲にいるわけだから。日本は米中の真ん中にある。だからどちらの国が自分を高く買うかそれを見定めないといけない。
怒涛の一時間半でした!
コメント
コメント一覧 (10)
質疑応答の時間になると、
私は、意地悪くビーンボールを投げて、演者の人格と能力を測ろうとするクセがあります
私は、柳澤さんにもひとつの質問をしました
私の尊敬するアッツーオ・サイトーリアーノ氏なら、
「自分で考えなさい」と答えたであろう、私の質問にも、柳澤さんは誠実に答えてくれました
柳澤さんの発言で私がなるほど!とか知らかなった!という情報をメモにとったので、書きます。内容はあちこちとんじゃうので、ケンちゃんに比べればだめだめですが。
・ 自分はいろんな政治家と仕事をした。政治家に接していて、すごいと思うのは自分の生き方に自信があったり、他者に対する配慮。しかし森喜朗以降の政治家はだめ。自分が年をとったかもしれないけれど。
・ 日米合同の演習は国会の承認が不要。米国が日本の防衛大臣に要請し、大臣が承認したら、訓練ができてしまう。
・ 長距離巡行ミサイルは敵の期基地を攻撃するための武器。
・ 自衛隊内には戦場でどのような救護をするかマニュアルがない。法的にはいつでも海外派遣ができるようになったが、内部の準備が追い付いていない。
・ PKOから帰国した自衛隊員の自殺者が30人というデータが出た。もし現地で人を殺していたら、自殺者は60人くらいいっていたのではないか。
・ 今日の戦争の要因は経済の暴走と政治の無能。
・ 戦争とは富と名誉を得るためのツール。米国はアメリカファースト(富)とアメリカ グレート アゲイン(名誉)のために、それを実現するためのツールとして戦争をしている。だからアメリカと一体化して、日本が平和、安全になることはない。
・ 日米共同会見で首相が言う言葉「日米はともにある」だが、英語では「America stands behind Japan」。直訳すれば「アメリカは日本の後ろに立つ」。言い換えれば、「日本はアメリカの前に立つ」。
・ 敵対関係を緩和させれば、北朝鮮が核を使う動機はなくなる。つまり北朝鮮の体制を保証すれば、核は使わなくてもよくなる。相手から危ないものを全て取り上げるのは不可能。
・ 尖閣諸島に中国がやってくるのは、ここは日本の領土ではないとアピールするため。尖閣諸島を問題化したのは政治の失敗。
・ 自衛官は現在こんな状態に置かれている。武器を使用するのは個人の責任。相手を殺せば殺人罪に問われる。自衛官は捕虜(捕虜には国際法が適用され、丁重に扱わなければならない)にはなれない。人質になるだけ。なぜなら国軍兵士ではないから。
・ 米国としては日本から徹底したいはず。中国のミサイルが届く範囲にいるわけだから。日本は米中の真ん中にある。だからどちらの国が自分を高く買うかそれを見定めないといけない。
怒涛の一時間半でした!
中国に対する差別感情をもってますよね。日本のメディア。アナウンサーは韓国の大統領は「ムン・ジェイン」とよびますが、中国の首席は「しゅう・きんぺい」と日本語の発音でよびますよね。中国語の発音だと「シー・ジンピン」です。私はそれをNHKの海外むけの英語ニュースで知りました。海外むけには「シー・ジンピン」と言っているんです。
なんだなんだよ、ユナさんのレポートが出てきたらオレのレポートがすっかり霞んだじゃないかよ
というより、オrのレポートは目障り。無い方がいい
学術的なレポートを書くとなったらユナさんは超一級、オレなんざせいぜい芸能レポーターのナシモトさんだもんね
しかしまあ、しがない突撃レポーターにも意地がある
オレが柳澤さんに放った突撃質問も聞いてくれ
オレは、「人はなぜ戦争を肯定するのか?」のテーマに関しての質問をした
イラク派兵GO!の書類にハンコを押した24人の内のひとりとしての柳澤さんに、ボクは聞いてみた
Q・・柳澤さんは静かだが硬骨漢なので真摯に答えてくださると確信していますが、いみじくも伴淳三郎が言ったように、言いだしっぺが先頭に戦争に行くことにしたら世の中の戦争はなくなる、少なくとも近代以降の戦争はなくなる。あの時、「戦争するならあんたが行って」というお約束があったとしたら、柳澤さんはハンコを突くことができたでしょうか?講演の中で、もし自分が志願してもじゃまだからと兵隊ににはならせてもらえなかっただろう、と柳澤さんは言っていたが、自分が行けなかったら自分の子どもを差し出すべしというお約束があったら柳澤さんはどうしましたか?これは、たんなる言葉遊びではない。柳澤さんはあの時イラク派兵を決定する24分の1であったのだから。わたしは、九条改憲に関するシールアンケートを1年間やっているが、九条を変えて軍隊を作り国をまもるべきだ!と威勢よく言う人のほとんどは、酒太りしたじいさんである・・・」
すみません、間違って、途中で投稿してしまいました
上の、Questionに対する柳澤さんの答えは無かった!
なぜなら、私がした質問は、上の質問ではなかったからだ
私がした質問とは、かくかくしかじかなのだが、それは、
省略します
私が主張したいのは、
柳澤さんの資料の15項目を、じっくり検討してみたいねユナさんや、
ということです
55年体制と言われていたのがその状態だったと、ムツゴローは思っています。
自民党も社会党を上手に利用してアメリカの要求をうまくかわすなど、左右のバランスを取っていました。
自社さ政権ができたときに、危機感を持った右派勢力が巻き返しを図り、新自由主義と結びついた政策選択
によって労組潰しが進んだ結果、左派が分断されて勢いをなくし政治の右傾化が始まったと思います。
ただ、寅さんの疑問に私なりにお答えさせてください。
柳澤さんは「安倍さんが辞めて、片付く話じゃない」の意味は、安倍さんの次の首相も似た外交政策をとるんじゃないか。外交政策をかえられるのは政治家ではなくて、国民の意識だと言いたかったんじゃないかと思います。政治家は怖くてそんなことできない。
国民が米国の別の顔を知るには都内にオスプレイが落ちなきゃだめかな、とか思ったりします💧。