10/4(日)に「シリア難民に話を聞く会」に参加されたアツさんのコメント欄の報告です。
nanmin

【緊急開催1】シリア難民に話を聞く会 10月4日
Pinkydragon ~ SYI (収容者友人有志一同
Immigration Detainee's Friends) Blog ~
報告:アツさん

昨日、中野区の小さな区民センターで、「シリア難民に話を聞く会」に行ってきました。
シリアから戦火をのがれてきたMさん(22才男性)。
戦争前は大学で農業を学んでいて、父の跡を継ぐことが夢だった。 
紛争が始まり、毎日の様に爆発音が聞こえてくるのが怖かった。
友人の妻や子どもが死んでしまった。スーパーも大学も閉められてしまった。
戦いたくない、大学で学びたいと願い、兄弟が避難しているイギリスを目指すが、
ブローカーにだまされフランスにたどり着く。
そこでは迎え入れられるどころか、ひとつ前の経由国の日本に強制送還される。

今は、人道的観点から、特別に1年ごとの更新が必要な滞在が認められている。
そして、生活を立て直すための保障を得る為に、難民認定の裁判中。

といった話を聴いてきました。

現在のシリアの情勢と、厳しすぎる日本の難民認定の基準が、あまりにもかけ離れている為、日本で認められているシリア人難民は3人のみ。
難民条約というものに加盟している日本は、積極的に保護する義務があるという。それにしては対応が遅れすぎていると感じました。

しかし、日本にも難民支援の団体がいくつもあるので、募金、署名、集会、チェックしていこうと思いました。

以上、昨日の報告です。