岡裕人講演会
「忘却に抵抗するドイツ~「記憶の文化」の意味を考える」

日時:2月23日(金) 午後2時~5時
場所:市民会館うらわ1階101集会室 アクセス
  (JR浦和駅西口より徒歩7分)

ナチスの犯した戦争犯罪に対して戦後ドイツにおいてなされてきた取り組みを総括して、歴史研
究者であり教育者である岡裕人さんは次のように言われます。

「『記憶』はただ記録して保存するだけでは不十分である。同じ過ちを二度と繰り返さない
ように、社会や政治に働きかける力を『記憶』から引き出さなければならない。そのために記
憶を集め、記憶を育み、それをいろいろな媒体を使って表現し、その記憶を共有していく作業
が必要なのである。その際に重要なのは、記憶は単なる過去の出来事の記録ではなく、さまざ
まなかたちで表現されて総合的な文化になると認識することだ。」(『忘却に抵抗するドイツ』)

この講演会では、戦後ドイツにおいて「記憶の文化」がどのように形成され何を成し遂げてきた
のかをあとづけていただいたうえで、現代日本社会への示唆をお話いただきます。いま私たちがあ
らためて「過去」とどう向き合うべきかを岡さんのお話を通してご一緒に考えてみませんか。