主催は地道に今の福島のこと、福島の人たちのことを発信し続ける
グループTAKIZAKURA
http://blog.livedoor.jp/takizakura311/  

今回取り上げたのは放射能被害に即座に官民で立ち向かい
安全で美味しいお米を作り続けている福島の天栄村のお話です。
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米の食味コンクールで四年連続金賞を受賞していた福島県天栄村。
311の事故のあと、天栄村で産業振興課の課長だった吉成さんは
農地が汚染されたことがわかり、放射能ゼロにする取り組みを農家とともに始めます。
成功するかどうかのあてもなく農家とともに試行錯誤しました。
今は田んぼの除染にも目途がたち、食味コンクールでも連続金賞を取っています。

映画のあと、村役場の職員として天栄村の米作りを守った
吉成邦市さんがお話してくださいました。
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映画を撮ってもらうつもりはなかった。
たまたま311の前の米の食味コンクールで金賞を受賞した時
NHKの番組を撮っていた監督から、311後の天栄村のことを
記録として撮らせてほしいと連絡をもらい
放射能ゼロにしようと決めた直後だったのでOKした。

放射能を吸着するゼオライトは3年でおわり、
用水路に設置したセシウムを吸着するプルシアンブルーのフィルターは
初年度1万ベクレルだったのが、5年目200ベクレルに減ったので
もう大丈夫ともうやめた。

ため池の水が最初は放射能が出なかったが、最近では底に溜まって高濃度。
プルシアンブルーのフィルターを設置した。

住宅地や農地などの除染は終わり、今危険なのは山菜と山キノコ。

検査機器も震災後、日本の技術力で進歩して、前は刻んでいたものが
今はそのまま引き出しにいれて検査できるようになった。

米は今でも全袋検査して福島全体で年間40億円かかっている。
放射能が不検出ばかりなので、今はもう抽出検査にして
農家の負担減と早い出荷できるようにしたらどうかと思う。

なぜ前向きになれたのか、という質問には、大変と思ってなかった。
震災前からいつも車でふらふらしていて農家の顔を見に行っていた。
住民と距離が近い。
この人たちを何とかしてゆかないとと思い、農家もついてきてくれた。
家族よりも会っている。そういう関係を作ることが大事。

社会福祉協議会の事務局長となった吉成さんは
天栄村の無農薬で美味しく安全な米のことを知ってもらうために
あちこちにお話に行っているそうです。
映画の中に出ていた幼児園ともずっと交流が続いているとか。


休憩時間の様子。お茶やお菓子のサービスもあり和む福島仕様。
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これが9年連続米の食味コンクールで金賞を取り続けている天栄米。
今年受賞したら他の追随を許さぬ10連勝となります。
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質疑応答では原発事故についてのお話も出ました。
国策により原発で多くの土地が放射能汚染された福島。
その土地を愛し、その土地に住む人たちを愛していたからこそ
諦めないで土地にしっかり根を張って生きてゆく方たちのことを
たくさんの方たちに知ってほしいと思いました。

特産・名産品 / 福島県天栄村 - 環境王国

長編ドキュメンタリー映画 「天に栄える村」公式サイト


原村正樹監督は311の前から天栄村の米作りの番組を撮っていました。

【インタビュー】原村政樹(記録映画監督)
映像だけでなく心の動きを (News Spiral)
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2010/01/post_459.html 


原村監督の次回作は「武蔵野」

江戸時代の循環農業が今も息づく「武蔵野」の輝きを広く伝えたい
くらびとファンディング
http://kurabito.fund/newproject/project3/