報告:ケンちゃん

「私たちは戦争を許さないー安保法制の憲法違反を訴える市民大集会」
(9月28日、日本教育会館)

【寺井一弘さん(安保法制意見訴訟の会 共同代表)】
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安保法制意見訴訟の闘いは現在、全国の21の裁判所で24の訴訟が進行していますが、集団的自衛権容認の閣議決定と国会成立の暴挙をひたすら国民が「忘却」することを目論んでいる安倍政権の策動を見抜いて、私たちが心と力を一つにして「戦争を絶対に許さない」という松明を高く掲げてひたすら前進していくことが歴史的使命であると確信している。

【伊藤真さん(安保法制意見訴訟の会共同代表、弁護士)】
《私たちはなぜ戦争を許さないのか》
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①個人を苦しめる
・個人の生命・身体・財産 等の侵害
・人の内面からやさしさと心を奪う
・女性の尊厳を奪う
・学問、科学、医療などが 本来の目的から逸脱
・信仰心、内心の破壊
・人を人でなくしてしまう

②社会を破壊させる
・安全な社会生活を危険にさらす
・軍事予算の拡大と社会保障の削減
・財政破綻と将来世代への負担
・民間企業や市民の軍事徴用
・差別、弾圧、格差の蔓延
・力による支配の正当化

③日本の国柄を変えてしまう
・国防国家への変貌
・平和国家としてのブランドを失う
・米軍の下請けとして日本の若者が犠牲に
・武力攻撃、テロ等の標的になる
・沖縄への弾圧、差別、無視と国家の分断

④世界(地球)への影響
・北東アジアを含めた世界平和への貢献が困難になる
・人間の安全保障への貢献が困難になる
・非核、軍縮、平和構築、地球環境への貢献が困難になる

私たちは、殺し合うために生まれてきたのではない。
人類の命の鎖を次に繋げるために、今、ここにいるはずである。
地球上の小さな存在である私たちには、大きな責任があると思う。
こうした時代だからこそ、人類の進歩に貢献する憲法9条を実現する責任が、今を生きる私たちにはあるはずである。
それを自覚し、覚悟を決めて、一人ひとりがそれぞれの役割を果たすべき時ではないだろうか。
『戦争は差別と弾圧とともにやってくる』
『壁の向こうに仲間を作れば、壁が壁でなくなる』
『どの戦争にも「戦争の後」がある』

【山城博治さん(沖縄平和運動センター議長)】
・防衛省交渉で『辺野古に移設しても普天間基地は全面返還されない?』と聞くと、『急に言い出したことではなく、97年の日米合意で決まっていることで、前から言っている』との返答。
(ふざけんな❗️)
秘密にされていることがたくさんある。
・北朝鮮のミサイルを撃ち落とすと言っているが、ただ笑って見ていればいいだけのことである。
・沖縄は衆院選で4人全員、2月の名護市長選、11月の県知事選で必ず勝利する。
・私を獄につないで人から分断しようとしたが、今は全国を飛び回って、より多く全国の人と繋がりができた。『アベよ!見たか!』
・若者よ、ネットに毒されるならお父さん、お母さんの言葉に毒されなさい。そうすれば平和主義者になれる。
・今、シルバーは元気です。だから「憲法を守ってきた」と、若者に伝えよう!

【米、ワシントンDCのホロコースト記念館にも展示されている、政治学者ローレンス・ブォット氏による《ファシズム(独裁恐怖政治)の14の初期兆候》】
①強情なナショナリズム
②人権の軽視
③団結のための敵国づくり
④軍事の優先
⑤性差別の横行
⑥マスメディアのコントロール
⑦国家の治安に対する執着
⑧宗教と政治の癒着
⑨企業の保護
⑩労働者の抑圧
⑪学問と芸術の軽視
⑫犯罪の厳罰化への執着
⑬身びいきの横行と腐敗
⑭不正な選挙

※まるで、今の安倍政権のことを解説しているかのごとく。
 特に⑬の身びいきの横行と腐敗、笑えない❗️