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今日の朝日・文化文芸欄「安倍昭恵氏の思想とは~スピリチュアルへの関心 論壇も注目」は出色の記事だ。
脱原発に共鳴し、巨大防波堤に反対する。左派ミュージシャンと気軽に会い、”家庭内野党”と報じられる昭恵夫人の軽やかで“自由”なイメージと塚本幼稚園児の教育勅語暗唱に涙する映像がどうつながるか、みんながずっと抱いてきた疑問に光を当ててくれた。          
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安倍昭恵氏の思想とは スピリチュアルへの関心、論壇も注目:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/DA3S12878645.html 
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★なぜ安倍昭恵夫人の言動は「軽い」のか? 神さまに呼ばれ「自分探し」
〈AERA〉|dot.ドット 朝日新聞出版
 前出の中島(岳志東京工業大学教授)さんは言う。

「昭恵さんは、森永製菓創業家に生まれ育った、超お嬢様です。40歳を過ぎて、あまりに遅い自分探しを始めました。大学院に通い、ミャンマーに行き、11年6月には山口県に昭恵農場を開きます。同時にスピリチュアルな世界に関心を持ち、関係を深めていきます。特徴的なのが、対談などに頻出する『神さまに呼ばれた』といった表現です」

 ナチュラリストを突き詰めて、「日本の伝統」にぶつかるのは、よくあることだという。

「私たちが彼女に違和感を抱くのは、右派的思想と左派的思想が混在しているから。しかし、彼女にとって、なんら矛盾はありません。スピリチュアリズムを入り口に、従来の右や左とは違う軸で動いているのです」

 中島さんが危惧するのは、安倍昭恵本人ではなく、こうした安倍昭恵的なもの──「安倍昭恵現象」だという。

「1960年代、感性を重視するヒッピー文化が米国から流入し、エコ運動などと融合して左派の一翼を担ってきました。この層が、土着回帰から日本伝統礼賛にハマる流れができつつある。昭恵さんはその象徴です。戦前の日本の超国家主義の担い手は、ゴリゴリの右派ではなく、実はこうした層でした。藤村操のような自分探しをして煩悶した青年たちの回帰先が、超国家主義だったのです」