報告:ケンちゃん

 「参院選、県知事選をたたかった新潟の実践から学ぶ―市民と野党の共闘をどう進めるか」の集会に参加しました。
講演「市民と野党が共闘すれば保守王国を変えられる」
       ―共闘力を示した参院、知事選挙勝利―

【講師】滝澤豊秋さん (新潟県革新懇代表世話人)
25
早めに会場に着くと、ムツゴローさんが前の講師席に座っている。(???)
「今日の講師はムツゴローさん?」と思いましたが、講師の滝澤さんでした。
ムツゴローさんと雰囲気そっくりなので、それを見てもらいたくてレポートを書きました。
滝澤さんは、新潟の参院選と知事選で中心になって活躍された方です。

【参院選】
昨年12月から野党共闘と統一候補へのドラマが始まった。
県内各地からの統一候補への強い世論と粘り強い説得があった。
そして、森ゆう子さんに決定した。
各地に草の根の森ゆう子応援団が党派を超えて誕生した。
九条の会(70~80),ナインの会、市民連合(九条の会以外に20~30あったのでは)。
原発反対の会も結構ある。
そして、目覚ましく活躍したのはママの会。拡散をはじめ大きな力になった。
野党の政党間調整会議も始動した。
新潟は連合が強く、日本会議のメンバーもいる。
アベが3回来新。小泉進次郎など自民党はタレント議員を総動員し総力戦になった。
相手が現職だったこともあり厳しい戦いに。
4~5日前に横一線になった。
当日、出口調査で野党が負けると報道され、ガックリして寝てしまった。
夜、奥さんに起こされ、『大変なことになっている』と言われた。
開票率99%では決まらなかった。
99・2~3%で決着がつき、最終的に約2000票の差で勝った。
接戦を制したのはまさに共闘の力。
上越市では8000票の差をつけた。
市民連合が活発に動いたが、何でそんなに差がついたのかわからない。

【米山新知事誕生と共闘の深化】
泉田前知事が8月に突然撤退を表明した。
一方、自民党の切り札候補(全国市長会会長で17年間長岡市長を務めた大物)が早々に立候補を表明し、選挙は無風、楽勝ムードに。
新潟の連合(電力総連)が自公候補を推薦。民進党は自主投票に。
諦めていたが、米山候補が9月23日に無所属で立候補を表明。
投票日まで22日間の短期決戦になった。
「新潟に新しいリーダーをつくる会」に参院選で生まれた地域組織が結集してフル稼働し、選対責任者に森ゆう子参院議員が就任した。
10月7日夜の駅前決起集会で3000名近い聴衆が集まり、米山コールが巻き起こった。
志位・松野・小沢・福島の野党4党が応援に揃った。
熱気を帯びた市民と野党の本気の共闘が県下に広がった。
民進の蓮舫、前原も応援に駆けつけた。民進党に火がついた。
政治連盟から相当な締め付けがあったが、半分は米山さんにまわった。
今まで保守の牙城だった農村部は、地殻変動を起こしている。(マグマが溜まっている)
新潟は、田中角榮、真紀子、越山会が絶大なる権力を持っていたが、もう過去の人で、今はなんの影響力ももたない。
米山さんはTPP から新潟を守る、と訴え、それが農村部に浸透した。
自公は『県庁に赤旗が立つ』と、反共攻撃をしたが(そのチラシが全戸に撒かれた)、かえって逆効果になった。なぜなら、新潟県の県の旗はもともと真っ赤なのだ。
新潟県政史上初めて共産党が入った野党共闘の知事が誕生した。
沖縄の辺野古のように、全国からの支援があった。

【知事選最大の争点は原発の再稼働問題】
新潟県民は原発に強い不安をもっている。(出口調査で70%以上が反対している)
知事選は争点が「原発の再稼働、イエスor ノー」とわかりやすくなり、是非を問う県民投票となった。
新潟県は地盤が弱く豆腐の上の原発と言われ、地下水も福島原発の4倍もある。
2007年の中越地震のトラブルが10年たっても回復していない。
住宅地と隣り合わせなのに避難計画ができていない。
福島の検証ができていない。(生活保障、健康被害)
米山知事はこの条件がクリアーされない限り再稼働は認めないと、泉田知事より一段と厳しい対応をしている。米山さんは医学博士で放射線医学の専門家でもある。
1990年代に東北電力の巻町原発計画が住民投票で廃止になった。
この経験が県民の中に生きている。
また、もし北朝鮮との間に武力衝突が発生したら、原発は格好のミサイル攻撃の対象になるという恐れ。
もし、鹿児島みたいに原発再稼働となれば、新潟では確実にリコール運動が起きる。

【衆院選に向けた課題】
市民は根っこのなかでマグマが溜まっている。農村部では地殻変動が起きている。
新潟では、参院選、知事選勝利で生まれた市民と野党共闘の力と実績をどう繋ぎ、生かして勝利するか大変な挑戦だが、もう一歩進めば全6区で勝利する可能性はあるのではないか。
市民と野党の共闘は「希望の光」、全国注目の的でいろんなところからお呼びがかかってとても忙しい。
新潟で上げた「のろし」を全国へ。
その地方・地域に合わせた共闘モデルへの模索と挑戦は可能であり、「埼玉モデル」を。
市民と野党共闘は、たとえいろいろあっても後戻りはしない。
2つ勝って自信をもっている。市民がバックにいるということで、後戻りはしない。

【野党統一候補と市民連合との3つの約束】
①立憲主義を守る
②安保法制反対
③個人の尊厳を守る

※お互いに集まって学びあっているのだから、相手の悪口は絶対に言わない。
※『日本の未来は、安倍晋三には託せない!』

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

◇安保法制廃止・立憲主義回復をめざすオール1区連絡会、が結成されました
※これまで、岩槻区、浦和区、緑区、見沼区の4行政区が、「戦争法廃止・立憲主義回復」を掲げ、同じ目的でそれぞれが草の根から運動を継続して進めてきた。
来年の2月にも衆院選が行われると取りざたされるなか、民意の反映を可能とする地域(1区)を単位とした草の根からの粘り強い市民と野党の共同行動を幅広くすすめ、地域内外の連帯強化を本格的に展開するため、地域(1区)連絡会を結成する。

名称は、「安保法制廃止・立憲主義回復をめざすオール1区連絡会」
「安保法制廃止・立憲主義回復」の一点共闘を出発点として、地域(1区)の創意を凝らして内容を豊かにし、企画実施する。
(以下、省略)