ムツゴローさんの憲法カフェの報告
柿沼真利弁護士は北千住法律事務所所属のあすわかの弁護士でお昼頃このブログを見て慌てて駆けつけました。
埼玉県高校教職員組合さいたま東支部主催で、先生方も多く参加しておられました。柿沼弁護士の話は具体的でわかりやすく、参加者にとってはすでに知っている内容もありましたが、関心のない生徒たちにどのように伝えていけばいいかについて熱心な議論が交わされ、ムツゴローも興味深く聞くことができました。
都立学校日の丸・君が代強制訴訟弁護団や福島原発被害弁護団でもご活躍されています。
http://www.kitasenju-law.com/bengoshi/kakinuma.html
★「憲法」の意味
固有の意味…国家の統治の基本を定めた法規範
立憲的意味…「権力を制限して人権を保障する」という目的
★日本国憲法の理念・内容
1.国民主権 2.平和主義 3.基本的人権の尊重
本質は憲法第13条…国民の基本的人権を守ることが国の目標
日本は1930年~40年代に軍部が暴走した。
その逸脱行動を二度と繰り返さないために「反戦・反軍の平和主義」→憲法九条
★自民党日本国憲法草案
・権利の保障の後退 ・民主的権力運営の後退 ・反戦反軍平和主義の後退
新設した98条「緊急事態条項」は非公開の閣議で法律が作られる
★教育と憲法
23条「学問の自由は、これを保障する」 26条 教育基本権
しかし自民党のHPでは「政治的中立を逸脱」した教師の事例を募集。
今後、政治教育のありかたについて、行政による強権的な介入が危惧される。
国家は格差がでないように大きな枠は決めているが
「一定の範囲における教授の自由が保障されるべきことを肯定できないではない」
→ある程度自由な裁量が認められなければならない
「旭川学テ事件最高裁判決」から子どもの教育は、教育を施す者の支配的権能ではなく、なによりもまず、子どもの学習をする権利に対応し、その充足をはかりうる立場にあるものの責務に属するものとしてとらえられているのである。
例えば安倍内閣に批判的な意見も、そうでない意見も提示し
多様な見方を教えることはよいと考えられる。
柿沼弁護士を囲んで現場の教師の方たち、一般市民、大学生も交えて話し合いがありました。
学生たちも大人と同じく圧倒的に無関心層が多いということや
教育の場以外の部分で反知性主義の席巻、共通認識が持てないことによる分断
などの現在の問題点が見えてきました。
憲法ママカフェだけでなく、多様な立場の方たちが憲法カフェを開いて
自らの暮らしと憲法を関連付けて考える機会があれば素晴らしいと思いました。
ここより寅次郎
今日はケータイを忘れたので、現場写真が撮れませんでした。
多様な見方を教えることはよいと考えられる。
柿沼弁護士を囲んで現場の教師の方たち、一般市民、大学生も交えて話し合いがありました。
学生たちも大人と同じく圧倒的に無関心層が多いということや
教育の場以外の部分で反知性主義の席巻、共通認識が持てないことによる分断
などの現在の問題点が見えてきました。
憲法ママカフェだけでなく、多様な立場の方たちが憲法カフェを開いて
自らの暮らしと憲法を関連付けて考える機会があれば素晴らしいと思いました。
ここより寅次郎
今日はケータイを忘れたので、現場写真が撮れませんでした。
なもんで、イラストで代用させます。
若い頃、イラットスルレーター志望だったので、イラストには自信があります。
昼はクマモンとスタンディングしました。
2時からは憲法カフェに行きました。
かんり人さんとムツゴローさんもきていました。
夜はフジコちゃんとやりました。
おわり。
コメント
コメント一覧 (5)
今日は、スタンディングでまたまた新しいワザを開発したコタ、
そのワザを使って、母親と高校生の娘さんに立ち止まってもらって、
いい会話ができたこと、
その二人が一旦パルコの地下駐車場行エレベーター乗り口ところまで行ってから引き返してきて、冷めかけた紙パックのお茶を差し入れてくれたこと、
以前の同僚の、川中美幸さんに似た楚々たる美人さんに出会い、緊急事態条項はいらないよねえ、と話し合ったこと、
いろいろあったけど、
やはり、
高校の先生たちの話を聞けたことが、一番大きい出来事でした
教師にとっても、このばかばかしいほど苦しい状況の中で、
みなさん、知恵とガッツでよく戦っていました
いつかぜひみなさんと連携とれたらなあ、と思いました
プロフェッショナルであるということは、ある意味、閉鎖的であるということ
お互いのやり取りの中で、さらに成長していけたらなあ
そうそう、講演者と司会者の間に座ったムツゴローさんの、
主権者教育に関する、言葉には、
短いにかかわらず、深く感銘しました
「ドイツの文部大臣が、私たちは政権選択を間違えることもあるが、直すことができる主権者教育」
とメモ書きしてました。
よだれを垂らしながら居眠りしてたので正しい言葉がわかりません。
ムツゴローさん教えてくださいませ。
メモしておられたというのは凄いことです。
主権者教育をなぜするのかというと、間違った選択をしたときに
「ノー」と言える市民を育てるためだ、というのです。
つまり政権を批判できる市民を育てるのが主権者教育なのです。
教育基本法第1条は教育の目的として
・・・平和で民主的な国家及び社会の形成者(作り手)として必要な資質を備えた
心身ともに健康な国民の育成を期して行わなければならない」と
しています。
順応者とか従う人 という意味で、自分の意見を言わずに権力者に従う人などを指すそうです。主権と反対の立場です。
ドイツはコンフォーミスト教育をやめたから民主主義が育った。それがドイツの脱原発に繋がったと。
権力が隠そうとする怖さを知ろうとすること。それを伝えること。
シンドイけど、主権は国民にあるのだから、大事なことなのだなと改めて思います。
報告ありがとうございます
(それにしても、浦スタのメンバーの報告の素晴らしさは天下一品!)
これも「保存版」にしておきます
「教育基本法」か・・・
この間、モーニングCROSSを見てて
「自衛隊法」を勉強しないといけないのかと思ってましたが
「憲法改正問題」に関しては 様々な「法律」が絡んでくるわけですね
日本の(アベちゃんの)目指す教育は
『先生のいう事を聞くんだよ』とか『みんなと同じじゃないとダメだよ』とか
森まりもさんの言う「コンフォーミスト」ですね
難かしいですね