報告:ケンちゃん

「オール埼玉総行動実行委員会、講演『情勢と安保法制廃止のたたかいの展望―総がかり運動と市民連合のめざすもの』(講師・福山真劫さん― 平和フォーラム代表、戦争させない1000人委員会、総がかり行動実行委員会)」に参加しました。

※冷静に考えると「実行委員会って、実行委員の会だよなあ」と途中で気がつきました。が、自己紹介で、みんな『9条の会の〇〇です』とか『平和委員会の〇〇です』と言っているなか『浦和スタンディングの〇〇です』といかにも浦スタの代表であるかのように話し、参加しました。

[実行委員会での興味ある話]
・11月12日に『オール浦和区の会』が結成された。
・6月に提出した『沖縄地位協定』がさいたま市議会で9月に全会一致で採択された。
 (自民党のA議員がまとめ役として)
・さいたま市の日本B教会の牧師さんが「安保法制反対」の声明を出している。

[福山真劫さんの講演]
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・今日、「野党4党と市民連合との第1回意見交換会」が開かれた。
《出席者》
 【安保関連法に反対する学者の会】
  ・佐藤学(学習院大教授)
  ・廣渡清吾(日本学術会議前会長、専修大教授)
  ・大沢真理(東京大学教授)
 【安保関連法に反対するママの会】
  ・池田亮子(NGO職員)
  ・長尾詩子(弁護士)
 【総がかり実行委員会】
  ・福山真劫
  ・高田健
  ・小田川義和
  ・富永誠治
 【立憲デモクラシーの会】
 ・山口二郎(法政大学教授)
 ・中野晃一(上智大学教授)
 【民進党】
  ・野田佳彦 
  ・福山哲朗
  ・山尾志桜里
 【日本共産党】
  ・小池晃
  ・穀田恵二
 【社会民主党】
  ・又市征治
 【自由党】
  ・玉城デニー

※『野党共闘を本気でやらにゃいかん。政策協定、政権構想までやらないと本当の共闘にならない。』(小池)
まだ、統一した記者会見は開いていないが、政策合意を作るため、意見交換会を続けていく。
民進党は今まで消極的だったが、ここにきてぐっと変化してきた。

[民進党]
都補選の時に流行った言葉。
①三だけ主義
自分だけ、今だけ、金だけ、と
民進党の②三ない主義
政策協定はしない、相互の推薦協定はしない、同じ壇上に立たない
しかし、「安倍の暴走を止めるには野党共闘しかないのは分かっており、野党が共闘すれば勝てる」

[連合]
共産党との連携は否定しているが、世論からは総すかんをくっている。(補選や新潟知事選などで)
東京は連合とぶつかっているが、埼玉は連合と共に行動している。埼玉のほうが進んでいる。埼玉や地域から広げていく必要がある。つべこべ言ったら『自民と野党とどっちがいいんだ!』と問い詰める。

[時代、闘いの流れ]
以前は、代々木系、非代々木系、市民団体が別々に活動していたが、野党共闘が実現し、市民運動が一変した。
市民が参加しやすくなった。国会前の12万人、有明憲法集会での5万人でも、半分以上は市民で、組織された労働者は本当に少なかった。

[これからの課題]
集会への参加者は多く、カンパも1億円集まった。が、運動に参加できない非正規の人たちが参加できる体制を、組み立てなければならない。生活保護ももらわずに、頑張っている人たちの思いにどう答えていけるのか?
野党共闘で、希望の持てる政策をたて、選挙に行こうという気持ちをもってもらわなければならない。

※今や、「憲法・平和・民主主義の最大の危機である」という認識を共有し、3・11は、従来の運動の「限界・弱点」を問い(70年間、我々は何をやって来たのかという自覚)、そのことを受け止めながら、運動の再構築へ出発するという認識を共有しなければならない。

[衆院選]
2月だという話しもあるが、アメリカとロシアとの話し合いも大した効果がありそうもないので、8月だという人もいる。でも安倍のことだから何をやるかわからないので、準備だけはしておこうと話している。

[安倍晋三]
アベは、マスコミをほぼ掌握している。官邸サイドからも情報をたくさん流している。したがって、マスコミ対策といってもメチャクチャ難しいが、マスコミもそんなにバカじゃないから、そのうち、いろいろと流し始めるのではないか。(アベは、なんの人気もなく皆あきあきしている…)

※そうあって欲しいですね!
市民運動は、総がかり実行委員会を中心に、これからも動いていくんだろう、と改めて思いました。