昨日からカトリックのボランティア団体、カリタスさんでお世話になっています
昨日は、カリタスのスタッフのTさんM女さん、そして、和歌囃子(わかばやし)さんと
右に北上川、左に志津川湾を見晴らす絶景の丘の上で草刈りをしました
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和歌囃子さんは、68歳のダンディーです
横浜出身で、子供時代は、ほんまもんのヤクザの祖父からナイフを使ったケンカを教わり、
大学は、学生運動で3か月で放校になり、
19歳で船員になり、カルカッタで過ごし、そこのスラムで人間はろくでもないものだと学び、
やがて長野県で林業で生計をたてるようになり、
良き友たちの幾人かは、刺されたり自死したりしてこの世にグッバイし、
本人は東日本大震災からはほぼ毎年南三陸町でボランティアをし、
時には国会前のデモに行き、沖縄の辺野古に行き、
今回ボランティアを終えたら、高江に沖縄の人たちの応援に行くそうです

和歌囃子さんはこんな人生経験を持つ人なので、
穏やかで、優しくて、誰に対しても敬語を使い、うらやましいほどに男女にもてるユーモリストです
南三陸町には、こういうオヤジたちがけっこういます

今日は、カリタスのTさんMさんと志津川の仮設住宅でお茶ッコのボランティアをしました
午前中は、仮設住宅の集会所で、60、70代の女性たちとお茶を飲み、お喋りをして過ごしました
午後からは、それぞれの女性たちが移住することになる、建設中の高台の住宅の見学ツアーに行きました
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ある建築中の家では、ワゴン車からドヤドヤと降りて来る、総勢7人の女性たちを見て、
建設作業中の男たちがポカンとしていました

あの大津波がなければ、お茶ッコの会も、
新築家屋の見学ツアーもなかったはずの女性たちの心のうちは、
想像することも私には出来ませんでした

俄に生まれた新興住宅地で、過去と未来が溶け合った、
新しいコミュニケーションが生まれたらいいなあ、と思いました

昨日今日と、ここ登米市のボランティアベースでは私1人です
公民館を改修したベースの、二階の60畳の部屋で、1人で寝ています
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