2007年に雑誌「リプレーザ」に掲載された論文が15Pの冊子になり広まっています。
原発を並べて自衛戦争はできない
著者は山田太郎さん(ペンネーム、本名小倉志郎さん)という元原発技術者。

ごくかいつまんで要約すると

原発は止めるためには核反応を起こさないように
時間をかけて手順を踏んでやらなければ非常に危険である。

核燃料ウラン238は核反応を起こすと
多種多様な放射能をもつ物質が生まれる。
原発で最も危険なのは原子炉そのものでなく、
核反応が十分に起きた核燃料、特に、原子炉内で核反応をさせた
使用済み核燃料なのである。


現在六ヶ所村の再処理施設がまだ稼動してないので
近づくだけで人が死ぬ使用済み核燃料は溜まり続けて
原発内に「足止め」されているため
燃料プールの貯蔵容量アップの改造が至上命令。
満杯になれば核燃料の交換が不可能になり運転停止に。

★もし武力攻撃を受けたら・原子炉


武力攻撃をうけるということは念頭にない。
コストを小さくして経済性を最優先で作っている。
武力攻撃を受けたら止めるために必要な冷却できない。
      ↓
核燃料自体がとけ炉心が崩壊し
水蒸気爆発で原子炉の破裂の危険性。
有事の場合の数万人規模の避難は不可能。

★もし武力攻撃を受けたら・使用済み核燃料


使用済み核燃料の破損・破壊によって
プールがむき出しの原子炉になる危険性。
東海村核燃料加工施設の事故の数千倍の規模になる。

使用済み核燃料が集まる六ヶ所村の核燃料再処理施設は
原発よりもはるかに武力攻撃に対して危険な存在。

★憲法改正論者の矛盾
      

日本をミサイル攻撃する危険な国があるから
正規軍を保有すべきなので憲法改正すべき。

 ・・・しかし

戦争になってもそんな国は原発を攻撃しないはず?

原発が武力攻撃されれば安全に護ることは不可能。
平和の下でなければ原発は安全に保てない。
国際紛争の解決の手段として軍備を持たずに
徹底的に平和的な手段で
国際紛争を解決する努力をするのがもっとも現実的。


山田さんのメッセージ

A.原発に対する武力攻撃には、
 軍事力などでは護れないこと。
 したがって、日本の海岸に並んだ原発は、
 仮想的(国)が  
 引き金を握った核兵器であること。

B.一たび原発が武力攻撃を受けたら、  
 日本は永久に人が住めない土地になり、
 再び人が住めるように戻る可能性がないこと。

全文はこちらで読めます。
◆『原発を並べて自衛戦争は出来ない』(上)(下) | ちきゅう座
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