報告:ケンちゃん

160913_1856~01-horz

・沖縄には6個の「九条の碑」が建っている。
 一番最初にできた「読谷村」が建てるにあたっての趣意書。
人間の欲望から発する戦争に対し、我々の中には生来の生きることへの願望がある。
すべての生命が当たり前にその一生を終えることができる社会、平和なうちに生命を次へとつなぐことのできる社会こそ、私たちの願い。
その社会の実現を信じよう。我々自身の力を信じよう。
世界中が九条の精神で満ちることを信じよう。
それは誰にも阻止できない植物の萌芽と同じ。
生命の躍動につながるのだから。

・カナリヤ諸島の〈九条の碑〉
スペイン領、カナリヤ諸島に〈HIROSHIMA ,NAGASAKI広場〉があり、そこに〈九条の碑〉が建っている。
伊藤さんの講演を聞いて、日本のひとりの女性が一か月後に現地に見に行った。
そして、その後がすごい。
一人でトルコに〈HIROSHIMA,NAGASAKI広場〉を作り〈九条の碑〉を建ててしまった。
女性の行動力はすごい!(オトコは?)


感想:寅次郎

日本には12の九条の碑があるそうです
そのうちの1つは、「生ましめんかな」の原爆詩人栗原貞子の墓碑です
独身を通した貞子の娘が、母親が娘のためにと残した蓄えを使って、建てた墓碑です

世界の人々が非戦のために戦っている
国どうしが戦うのが戦争ならば、戦争と戦うのは、非戦
コスタリカでは、大統領から小学生まで戦争と戦っている

アメリカのサンフランシスコのポートメイスン基地は、市民に返された
フィリピンではクラーク基地が市民に返され、
その基地跡を利用して大いなる経済発展を成し遂げた
その、経済発展をつぶさに見たのが、沖縄の翁長知事です
そのほか、チリでピノチェト独裁政権から市民が民主化を勝ち取った話、
その時の市民のテーマ曲が、ベートーベンの第九であったこと、

伊藤さんの話は、全てが自分の体を張って取ってきた話だったので、こちらの心を打った、
というより、こちらに次の一歩を促す迫力があった

聴衆の一人から質問があった
その内容は、
ヒロシマ・ナガサキを持ち、さらに九条を持っている、肝心の日本が、
何故、そういう世界の動きと逆行しているのか?
どうして日本でそういう市民活動ができないのか?
だったと思う

伊藤さんの話と、先日亡くなったむのたけじさんの話と通じるもの
誰かにやってくれと頼む前に、自分でやれ
人は自分の見たいものだけを見、聞きたいものだけを聞くとか

私のこの文がレポートの名に値するとは思えない
やはり、これは、感想です

 以上